アントニオ猪木が紫色マフラーで「生前葬」会見 馬場との“三途の川”マッチに勝利予告「なぜなら(馬場には)足がない」

 14日、都内ホテルでアントニオ猪木および一部出場選手が10・21『INOKI ISM.2 猪木劇場~アントニオ猪木生前葬~』両国国技館大会の記者会見を開いた。

 先日の北朝鮮からの帰国会見の中で「元気がなくなって来ている」とのコメントを出していた猪木。この日は、トレードマークである真っ赤なマフラーは温存して紫色のマフラー。ここ最近での兄弟2人の死に触れ、「いつ迎えが来てもいいように、その日までは元気で闘っていきたい」との決意を表明した。

 自身の人生について「いろんなことをあまり怖いと思ったことがない。落下傘で飛び降りたり。アマゾンでピラニアのいるギリギリのところを泳いで登場というのはもうやりたくないかな。ルスカ、アリ戦などいつも発信してきた」と振り返った猪木。

 今回は対戦を迫っていたジャイアント馬場から「三途の川で待っている」との挑戦状形式での知らせがあったこともきっかけとなったという。「100%勝てる。なぜなら(亡くなっている馬場には)足がないから。16文キックを食らわなくて大丈夫」。

 発表された対戦カードは全7試合。この夏に復帰を表明した“猪木最後の弟子”藤田和之の名前はなし。カードも二転三転したのか、配布されたカラーチラシでのスコット・ノートンの名はシールで貼られ、剥がすとドン・フライ。検討されていたのか連絡ミスなのか。チラシ印刷時点ではフライvs.ピーター・アーツというメインだったようだ。

 なお、NHKやフジテレビといった一般メディアから北朝鮮訪問に関しての質問も飛ぶ。自民党からの訪朝団計画が具体的に誰なのかについては「名前は出せない」と回答。拉致被害については「毎回話をしているが、『解決済み』と話をされるんです」。一般メディア向けという点では、特に踏み込んだ話は出なかった。

■ INOKI ISM.2 猪木劇場~アントニオ猪木生前葬~
10月21日(土)16:30開始予定 両国国技館

参列/スタン・ハンセン、タイガー・ジェット・シン、ドン・フライ、藤原喜明

<第1試合 カール・ゴッチ杯2017 1回戦5分2回戦>
鈴川真一vs.ヂエゴ安楽

<第2試合 カール・ゴッチ杯2017 1回戦5分2回戦>
桜井隆多vs.“brother”YASSHI

<第3試合 タッグマッチ30分1本勝負>
タカ・クノウ&蓮見隆太vs.ロッキー川村&マックス・ザ・ボディ

<第4試合 30分1本勝負>
ハマーストーンvs.モンターニャ・シウバ

<第5試合 ムエタイマッチ ピン級3分3回戦>
吉成名高vs.セガイ・ラッチアノン

<第6試合 カール・ゴッチ杯2017 決勝戦5分2回戦>
第1試合の勝者vs.第2試合の勝者

<メインイベント 時間無制限一本勝負>
スコット・ノートンvs.ピーター・アーツ


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