ムハメド・ベルハモフとムハマド・バハエフが新王者に!ACB67

(C)Absolute Championship Berkut

 8月19日(現地時間)にロシア・チェチェン共和国グロズヌイで『ACB 67: Berkhamov vs Cooper』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートは2012年から精力的に大会を開催してきたロシアのMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。
 今大会はウェルター級とヘビー級の王座戦が組まれ、ウェルター級は王者ムハメド・ベルハモフが元ベラトール戦士、ブルット・クーパーの挑戦を受けた。試合は、地元の声援を受けたベルハモフが打ち合いを制し、強烈なワンツーでクーパーは壊れた人形の様に崩れ落ちた。衝撃のKO勝利に会場は大爆発、ベルハモフが新王者に輝いた。
 そしてヘビー級王座戦は、王者デニス・ゴルツォフがムハマド・バハエフの挑戦を受けた。ゴルツォフはロシアのTech-Krep FCのエースとして、ピーター・グラハム、ブレット・ロジャース、ロイ・ブロートン、ジェイムス・マクスイニーという錚々たるMMAメジャー選手に勝利しており、そしてACBに主戦場を移してからもポール・ブエンテロ、マイク・カイルに連勝し、王者サリムギレイ・ラスロフも下し14連勝で新王者となったロシアMMAのホープだ。バハエフも3連勝中だがグロズヌイ出身という事で抜擢されたと言われており、この戦績の差では下馬評は圧倒的に王者となっていた。ところが試合は、バハエフが組みついてゴルツォフを金網に押し込む展開となる。それでも倒されず逆に先にテイクダウンを奪ったのはゴルツォフだったものの、2R以降はバハエフが遂にテイクダウンに成功し、持ち上げてスラム気味に叩きつけるなど猛攻。最後は、マウントパンチでバハエフがゴルツォフを仕留めてTKO勝利で新王者となった。会場は地元のバハエフが絶対王者ゴルツォフを倒して新王者となった事で大声援に包まれた。
 また注目されたのが、WSOF-GCヘビー級王者であるエフゲニー・エローヒンがACBに初参戦、しかもいきなりヘビー級前王者であるサリムギレイ・ラスロフと対戦となった。エローヒンはジミー・アンブリッツ、ジェフ・モンソン、ブレット・ロジャース、ヴァレンタイン・オーフレイム、マイク・カイル、エリック・プリンドルという錚々たる面子を倒してきたロシアのホープであり、DEEPとWSOF-GCが提携して日本大会を開催した時もメインで登場した。ACB育ちのラスロフとは団体対抗戦的な対戦となった。下馬評はエローヒンだが、試合はなんとラスロフがパンチラッシュから膝蹴りで圧倒。倒れこむエローヒンに肘打ち連打するラスロフがグランドで上になって攻め続ける。なんとか耐えるエローヒンだったが、試合続行不可能となり、ラスロフがTKOで勝利。鳴り物入りでACB入りしたエローヒンにACBの厳しさを教えた形となった。

■ ACB 67: Berkhamov vs Cooper
日時:2017年8月19日(現地時間)
場所:ロシア・チェチェン共和国グロズヌイ

<ウェルター級王座決定戦>
○ムハメド・ベルハモフ(ロシア)
 2R TKO
●ブルット・クーパー(米国)

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムハマド・バハエフ(挑戦者/ロシア)
 4R 1分57秒 TKO
●デニス・ゴルツォフ(王者/ロシア)

<ミドル級>
○アルバート・ドゥラエフ(ロシア)
 2R 2分34秒 リアネイキドチョーク
●クリフォード・スタークス(米国)

<フェザー級>
○ユサップ・ライソフ(ロシア)
 判定
●ルイス・パロミーノ(ペルー)

<バンタム級>
○マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
 1R 4分09秒 ギロチンチョーク
●ディーン・ガーネット(英国)

<ヘビー級>
○サリムギレイ・ラスロフ(ロシア)
 1R終了 TKO
●エフゲニー・エローヒン(ロシア)


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