[ファイトクラブ]リック・フレアー昏睡報~G1総括~中邑真輔/宝城カイリ~Tファンク

[週刊ファイト8月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼リック・フレアー昏睡報~G1総括~中邑真輔/宝城カイリ~Tファンク
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ホウキが相手でも最高の試合ができるレスラーNature Boyネイチ
・オカダ・カズチカMVP!柴田勝頼、永田裕志、内藤哲也G1裏のウラ!
・中邑真輔『サマースラム』!小っちゃい宝城カイリSNSフォロー数急増
・大仁田厚の引退試合はテリー・ファンクなのか?

―― 今週はリック・フレアーが危ないとの報から始まり、締め切り日の木曜にはドン・中矢・ニールセンの訃報がありました。

オフレコ ますます高齢化社会になるから、ロック音楽界と併せて、毎週なんらかの訃報とかになってしまうのは悲しいことだ。もっともフレアーは現在68歳だけど、ニールセンは58歳なのでさすがに早すぎる。

―― 今のところフレアーは小康状態のようです。でも、シャーロットがSmackDownの会場入りしたのに、急遽飛行場に向かったとか、腎臓は透析になったとか予断を許さない状態のようです。

オフレコ もう前の話になるけど、和製リック・フレアーやっている加藤茂郎選手と話していて、猪木世代ではあるけれど、僕の場合は合計で17年強、米国で暮らしているから、試合数でイチバン多く見たプロレスラーはリック・フレアーで間違いないと言ったら、うらやましがられたのを思い出した。プロレスはテレビ格闘技だから、それこそRAWとNitroが「月曜生TV戦争」やっていた時期なんか、毎週の放送時間の絶対量が日本とは比較にならなく多い。そこで毎週のように出てくるのだから、「フレアーの試合は半分寝てても次にどう動くかわかる」というのは、なんも大袈裟ではない。これはもちろん賞賛だよ。

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―― お笑い芸人レイザーラモンHGも参考にした「Woo!」はフレアーが登録商標までしているように、プロレスの名手にして弁が立つ見本でした。

オフレコ 連続アクションドラマで億万長者を演じる一方で、実人生もパーティー三昧。自伝でも「3000㌦稼げば4000㌦使う」浪費家ぶりを告白している。

―― フレアーは現役に固執し、大仁田ほどではないにせよ、引退と復帰を繰り返して受身を取り続けていました。つい近年まで。

オフレコ セクハラ疑惑を含む各種の裁判と離婚で散在してしまい、金銭的にも続けざるをえなかったという見方もある。

―― 2004年に“ホウキが相手でも最高の試合ができるレスラー”として自伝『最高の男』を刊行しました。

オフレコ 延々と試合前の打ち合わせをしなくても、リング上で対戦相手に次々とスポットをコールして、自分のペースで試合を作ってしまう名手だったことは間違いない。もっとも、ワンパターンの試合しかやらないから、「そりゃ打ち合わせ要らないよ」と、ダウン役の若手からは嘆き節も聞かされた。

―― 老体になってもバンプを取っていたから許されたけど、自爆ばかりだから無茶はしない。

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オフレコ 今週は盆休みを挟んだ二週分だから、カバーすべき話題が多々ある。フレアーは続報があれば、ということにしましょう。

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