※詳細版は[ファイトクラブ]にて公開中、[週刊ファイト8月24日号]にも収録されます。
14日、垣原賢人復帰戦~カッキーライド~後楽園ホール大会が行われ、悪性リンパ腫で闘病中の垣原が約6年ぶりのリング復帰を果たした。
第1試合で藤原喜明と垣原がUWF道場スパーリングマッチ。セコンド桜庭和志に奮闘を誓った垣原だったが、足や腕を極められ続ける展開に。10分余りに渡って実に10度もタップ。何度か極める寸前までいくのだが、関節技の鬼・藤原からついに1本さえ取れず。試合後には「組長、ムチャクチャ強かった」とマイク。
復活するまでのファンのサポートに感謝した垣原は「今度はボクが高山選手を応援する番」と続ける。欠場中、頸椎損傷で回復が芳しくないと伝えられる高山善廣をエイドする意思を表明した。
大会後も丁寧に関係者やファンに応対した垣原は、さらにその後にマスコミ対応で会見。「リングで聞く声援は最高。まだまだ練習不足。4月からスパーリングを始めたばかりだったが甘くなかった」と振り返った。
今後については「3日後に検査がある。チームでどうしていくか決めていきたい。気持ちはもう一丁、いや何丁でも。病院の許可? 正直出ていない(笑)。見切り発車。『やるの?』『そうみたいですね』というように。見た感じは元気なんですが、悪性はしつこいと言われてる」と、前向きな中にも慎重な姿勢をみせた。
大会中盤には前田日明が登場。「前回の垣原は今にも死にそうで『癌にオタオタするな』と言ったんですが、今日はピンピンしてる。アタマのひとつでも殴ってやろうかと(笑)。プロレス界は怪我人が続出で、高山のことも心配ですが、人間諦めたらいけない。後輩たちにさらに光を当ててほしいと思います」と後輩たちへの応援を求めた。
■垣原賢人復帰戦~カッキーライド~
日時:8月14日(月)18:30
場所:東京・後楽園ホール 観衆1054人
<第1試合 UWF道場スパーリングマッチ 時間無制限>
藤原喜明
10-0 ※10分25秒
垣原賢人
<第2試合 UWFルール 30分1本勝負>
〇船木誠勝
2分44秒 三角絞め
●田中稔
<第3試合 UWFルール 30分1本勝負>
〇中野巽耀
4分38秒 しゃちほこ固め
●中村大介
<第4試合 UWFルール 30分1本勝負>
〇鈴木秀樹
6分59秒 風車固め
●野村卓矢
<第5試合 UWFルール 30分1本勝負>
〇鈴木みのる
7分43秒 ワキ固め
●ロッキー川村
<第6試合 UWFルール 30分1本勝負>
●冨宅祐輔
8分44秒 ヒザ蹴り⇒KO勝ち
〇丸藤正道
メインにはノアの丸藤正道が登場。レガースを装着するも、Uスタイルでは冨宅が圧倒的に有利。グラウンドで追い込まれ、丸藤はどんどんポイントをロスしてしまう。タックルからの足関節でエスケープを取ったものの、自身はあと1点で負けとなる状態に。しかし、コーナーで体制を入れ替えての丸藤の虎王がズバリと入って逆転、冨宅がKO負けとなった。
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