9・23UFCジャパン会見に”ショーグン秒殺男”OSPと”20歳の新星”井上直樹が登場!朱里、Gサキ参戦発表

9月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFCファイトナイト・ジャパン。この大会の記者会見が7月14日に都内で行われ、メインでショーグンと対戦するオヴィンス・サンプルーと、6・17シンガポール大会でUFCデビュー戦初勝利を飾った井上直樹が出席して抱負を語った。

まず、UFCのアジア太平洋地域担当の副社長であるケビン・チャン氏が

「今回のUFCファイトナイト・ジャパンは、アジアではシンガポールに続き今年2度目の大会で、日本では5度目の開催となります。UFCにとって日本は、アジアにおいてだけでなく、世界的に見ても非常に重要なマーケット。今回また日本で開催できることを非常に嬉しく思います」

と、あいさつし、

「UFCはサッカーに次いで2番目に世界に影響力を持つスポーツだ、と『タイム』誌も書いています。また、UFCは現在、Fox他のTVネットワークやネットメディアと協力し、世界中で約11億人が視聴しています」

と、世界中でのUFCのファン層の広大さをアピールした。

続いてサンプルーと井上が1人ずつ登壇し、インタビューに応じた。

「俺は今でもショーグンのファンだ。日本で彼と再戦できるのは名誉だよ」(サンプルー)

 

今回の大会のメインで、元PRIDEミドル級王者&元UFCライトヘビー級王者マウリシオ・ショーグンと対戦するサンプルーは、2014年11月のUFCファイトナイト・ブラジル大会で、ショーグンにわずか34秒でTKO勝ちした実績を持つ。

その後はジョン・ジョーンズとUFCライトヘビー級暫定王座戦を戦った。この時は、2週間という直前オファーでの出場で、しかも試合中に腕を骨折したにもかかわらず、元王者ジョーンズを相手に5Rを闘い抜いたド根性の持ち主でもある。

そんなサンプルーは、今回再戦するショーグンについて、

「ショーグンは俺にとって、ずっと憧れの存在だった。俺はショーグンの大ファンなんだ。彼と前回戦う前からそうだったし、彼に勝った後もファンだ。今回の試合の後も、その気持ちは変わらないよ。だから、ショーグンと日本で再戦できるのは、大きな名誉だ」

と語り、ブラジルが生んだスターへのリスペクトを表した。

 

「ただ、俺は前回ショーグンに勝った時以上に進化している。今度の再戦でも絶対負けない」

と、静かな口調ながら闘志を示した。

 

かつてショーグンがPRIDEで活躍した日本は、ショーグンにとってホームのようなものだし、ファンの声援もショーグンの方が多いはずだ。
その日本、しかもさいたまスーパーアリーナで戦うことにプレッシャーはないか問うと、

「たしかに今大会の場所、さいたまスーパーアリーナは、かつてショーグンがアリスター・オーフレイムやヒカルド・アローナをKOしてPRIDE王者になった場所だね。だから俺よりも彼に対する声援が多くなるのは当然だと思う。日本はショーグンにとって”第2の故郷”と言っていいだろう。だが俺は前回、彼のホームであるブラジルで戦って、彼に勝っている。だから相手への声援が多くても、全然気にならないよ。むしろショーグンの方が、『ひさしぶりの日本で絶対に勝たねばならない』というプレッシャーが多いんじゃないか?」

と、自分より相手の方が平常心を保って戦うのが難しいだろうと語った。

 

(インタビュー詳細は、ファイトクラブおよび週刊ファイト7/27号をご覧ください。)

 

 「コナー・マクレガーのような強い選手になりたい」(井上)

 

20歳にして11戦全勝の井上。UFCで2連勝なるか?

サンプルーに続いて登場した弱冠20歳の井上直樹は、6・17のシンガポールでのUFCデビュー戦では、ジャッジが3者とも30―26を付ける圧倒的大差の判定で勝利し、オクタゴン・デビュー戦を白星で飾った。

しかも相手のカーロス・ジョン・デ・トーマスは、フライ級の契約体重を約2.3㎏も体重オーバーしていたのだ。だが井上は、最初こそ投げられたものの、その後はノンストップでサブミッションを仕掛け続け、あと一息で一本勝ちできそうなシーンもあった。

シンガポール大会の3日前に20歳になったばかりで、この試合で総合戦績を11戦全勝に伸ばしている。末恐ろしい若武者である。

井上は、大勢のメディアに囲まれて緊張しながらも、

「シンガポール大会で勝つことができて、日本大会にも出場できることになって嬉しいです。でも前回の相手は、僕と同じくUFCデビュー戦だったので(本当の試練は)まだ、これからですね」

と、冷静に自分の立ち位置を分析した。

「でも日本大会に出れることは、試合を通じて実力をつけていくチャンスでもあるので、とても嬉しいです」

と、オクタゴンでの試合経験を積むことが、今は何より大事だという気持ちを見せた。

8月26日にはUFC最大のスターであるコナー・マクレガーがフロイド・メイウェザーとメガ・ファイトを行うが、マクレガーのようなビッグスターになりたいと思うかと質問すると、井上は、

「もちろん、そういう気持ちはあります。マクレガーのような選手になりたいですね。彼のような大スターになりたい、というのではないですが、彼のように強い選手になりたいです」

と夢を語った。

(井上のインタビューの詳報、およびケビン・チャン副社長が語ったUFCの世界戦略についても、ファイトクラブ、および、週刊ファイト7/27号でお伝えします。)

■ UFCファイトナイト・ジャパン
日時:2017年9月23日(土)開場午前8時 開演午前8時半
会場:さいたまスーパーアリーナ
チケット情報

【追加発表カード】
<UFCフライ級マッチ>
ジュシー・フォルミーガ vs. 佐々木憂流迦

<UFCフライ級マッチ>
井上直樹 vs. ジェネル・ラウザ

<UFC女子ストロー級マッチ>
近藤朱里 vs. ジョン・チャンミ

<UFCライトヘビー級マッチ>
グーカン・サキ vs. ルイス・エンリケ・ダ・シウバ


※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’17年7月20日号 ロシア遠征イケメンW-1府中ポーゴ殺人医師G1新日WWE宝城カイリ