7月9日ロシア・エカテリンブルグのДИВС(DIVS）で国際式ボクシング、MMA、ムエタイ3種の格闘技大会が開催された。メインは国際式ボクシングのWBA世界クルーザー級スーパー王者デニス・レべデフ（ロシア・チェーホフ）がマーク・フラナガンからダウンも1度奪取して判定で2度目の防衛に成功。
ロシア vs. 日本の対抗戦では、国際式ボクシング4試合、ＭＭＡ3試合、ムエタイルール1試合の3種目による8対8対抗戦。国際式ではWBCアジア（金子大樹）、WBOアジアパシフィックユース（三浦仁）、WBOユース（市川大樹）、4回戦（川西真央）が敗戦 、MMAで石井慧、岡本純一朗が敗戦、濱岸正幸のみが殊勲の勝利を飾った。ムエタイでも真嶋一馬は敗戦し、対抗戦は7敗1勝という結果になった。
※現地取材詳細版は’17年7月20日号 ロシア遠征イケメンW-1府中ポーゴ殺人医師G1新日WWE宝城カイリに収録されました。
大会ダイジェスト
なお、テレビ東京の『ワールド・ビジネス・サテライト』でも紹介されたように、エカテリンブルグでは国際見本市である産業総合博覧会『イノプロム2017』が開催されており、日本からはロボットのファナックなど、過去最多の168社が参加して大勢の日本人が来ている。プーチン大統領も視察に来て、カワサキのバイクを持っているとか、日本の各社ブースを回る姿が報道されていた。また、森喜朗元首相を自らの公用車でホテルまで送迎したという。
このタイミングもあって、『ロシア vs. 日本』テーマの大会が開催されたようだ。実際、会場には「プーチン大統領が来る」の噂が、最後の最後まで会場でも控室でも話されていた。
■ ロシア vs. 日本
日時 2017年7月9日 18:00開始
会場 ロシア・エカテリンブルグ デニス
主催：RCC Boxing Promotions
＜メインイベント第10試合 ボクシング12回戦 WBA世界クルーザー級タイトル戦＞
○デニス・レべデフ（ロシア・チェーホフ/スーパー王者）
判定
●マーク・フラナガン（オーストラリア）
※デニス・レべデフがスーパー王座2度目の防衛
現地のスポーツニュースより
試合動画
＜第9試合 ＭＭＡ 93㎏契約 5分3Ｒ＞
○イヴァン・シュトルコフ（ロシア・エカテリンブルグ）
2RTKO
●石井慧（日本）
石井慧は地元エカテリンブルグの強豪イバン・シュトルコフにKO敗退
試合動画
＜第8試合 ボクシング12回戦 WBCシルバーウェルター級タイトル戦＞
●ディミテリー・ミハイレンコ（ロシア・ゲレンジーク）
判定
○クデュラテロ・アブデュキャクソロフ（ウズベキスタン）
試合動画
＜第7試合 ボクシング10回戦 WBAアジアライト級タイトル戦＞
○パベル・マリコフ（ロシア・リュベルツィ）
判定2-1
●金子大樹（日本）
＜第6試合 ボクシング8回戦 WBOアジアパシフィックユースフェザー級タイトル戦＞
○マーク・ウラヴァノフ（ロシア・ペルボウラリスク）
判定2-1
●三浦仁（日本）
試合動画
＜第5試合 ＭＭＡ 77㎏ 5分2Ｒ＞
●ヴァディ・カファロブ（ロシア・エカテリンブルグ）
判定
○濱岸正幸（日本）
一本こそ奪えなかったが常に優位なポジションで試合を優位に進め、日本側唯一の勝利を飾った濱岸チーム
試合動画
＜第4試合 ボクシング ＷＢＯユースライト級タイトル戦 8回戦＞
○ムハマドフジャ・ヤクボフ（ロシア・サンクトぺテルブルク）
1RTKO
●市川大樹（日本）
試合動画
＜第3試合 ＭＭＡ 93㎏ 5分2Ｒ＞
○デミティリー・マルキン（ロシア・エカリテンブルク）
1ＲTKO
●岡本純一朗（日本）
試合動画
＜第2試合 ボクシング 61.2㎏ 3分4Ｒ＞
○ゾウ・アブデュラフ（ロシア・エカテリンブルグ）
判定
●川西真央（日本）
試合動画
＜第1試合 ムエタイルール 67㎏ 3分3Ｒ＞
○ブラディミィ・カズミン（ロシア）
2ＲTKO
●真嶋一馬（日本）
急遽参戦の準備不足で挑んだ真嶋はIMFAアマチュアムエタイの実績あるブラディミィ・カズミン（ロシア）に2Rまでに3度のダウンを奪われTKO敗けを喫した。
試合動画
※月額999円ファイトクラブで読む（クレジットカード、銀行振込対応）
▼[ファイトクラブ]WWE両国vs.新日ロングビーチ二連戦落とし穴～トランプTwitter戦術
※490円電子書籍e-bookで読む（カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応）
▼7・2新日本キックボクシング協会『MAGNUM 44』後楽園ホール
’17年7月13日号WWE両国新日USA全日新木場漫画ギャビIGFパンクラス新日キック