[週刊ファイト7月6日号]収録 [ファイトクラブ] 公開中
▼新日プロ後楽園2連戦、観客論不在の中迫る危機とその回避術。
photo & text by こもとめいこ♂
・プロレスに興味のない中高年女性が、テレビに出てる有名人としてのプロレスラーを観にいったらどうなるか?
・スレたアラフィフ中年を涙させたYOSHI-HASHIファンのピュアな声援
・『ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27』のキーマンは矢野!
・観客論の確立なくして新日プロの株式公開も北米進出成功もなし!
6・26、27の新日本プロレス『KIZUNA ROAD 2017』後楽園2連戦が終了した。
筆者は月曜日、カミさんを伴って後楽園ホールへ脚を運んでみた。
アラフィフのカミさんは暇があればスマホで面白動画かGYAOの韓流ドラマを観ているのだが、テレビ信仰も根強く、「テレビに出てる人」に対する思い入れはかなりのもの。
だから最近ちょくちょく新日勢がテレビに出てるのはプロレス者が思ってる以上に中高年の一般層へ向けたアピールにはなっているし、「テレビに出てる人が地元に来たから観に行く」はバカに出来ない素朴な感情。
都民が小池百合子に騙されるのも道理だといえる。
カミさんにとっては棚橋>内藤である。テレビに出てるから…
話が逸れたが、自分が観たくない映画だと誘っても「独りでいってこい」になるカミさんが、さして興味もないプロレスにわざわざ着いてきたのは「テレビに出てるプロレスラーを近くで観られる」からだったということである。
映画に比べると若干高い立ち見席3500円ではあるが、生で有名人を間近に観る値段としてはリーズナブルな方だと思う。
だから「(そんな安かったら)オカダは出ないんでしょう」「棚橋は出ないんでしょう」と、根拠の無い思い込みをしていて、どっちも出ると説明したら望外の喜びをみせるという新鮮な驚きもあった。
さて、そんなカミさんの試合後の感想が