(C)CMLL
6月23日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインはボラドールJr.、マルコ・コルレオーネ、ディアマンテ・アスールというCMLLテクニコのトップ勢が、制御不能のロス・インゴベルナブレスのルーシュ率いるルード軍と対戦。試合は、ルーシュが大暴れでアスールの覆面を引きちぎり剥がしてしまう。レフェリーの目の前での悪行で当然、反則負け。それでも奪ったマスクを蹴飛ばしてバカにするインゴベルナブレスのやり方を貫いた。しかし、その後はテクニコ軍の反撃が待っていた。怒りに燃えるアスールがカウンターでのスピアーをルーシュに決めてフォールを奪いストレートでテクニコ軍が勝利。悪漢ルーシュを退治して勝ちどきをあげたのはテクニコ軍だった。
また、シングルマッチで現在、抗争中のバンジェリスとピエローが激突。試合はバンジェリスがピエローを丸めこみ、ロープを掴んでフォール勝ち。レフェリーが見ていなかったので、そのままカウントを数え、バンジェリスの勝利となった。試合後は激しくマイクで舌戦を繰り返す両雄。当然、カベジェラ戦をお互いに要求し、究極の決着戦が行われそうだ。
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年6月23日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○ボラドールJr.、マルコ・コルレオーネ、ディアマンテ・アスール
2-0
●ルーシュ、バルバロ・カベルナリオ、エウフォリア
<6人タッグマッチ>
○アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ドラゴン・リー
2-1
●ネグロ・カサス、レイ・ブカネロ、グラン・ゲレーロ
<シングルマッチ>
○バンジェリス
ピンフォール
●ピエロー
(C)ROH
6月23日(現地時間)にマサチューセッツ州ローウェルで『ROH Best in The World 2017』が開催された。
ROHは、WWE、TNAに次ぐ第3のプロレス団体として注目を集めている。アメリカの北東部と中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミック、マイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人選手が多数参戦したことがあるのも特徴だ。
今大会は4大タイトルマッチが組まれ、メインは当然、ROH世界ヘビー級王座タイトルマッチだった。現王者クリストファー・ダニエルズが、WWEを退団し世界中のインディー団体を渡り歩いているコーディ・ローデスが挑戦した。試合は、マーティ・スカルの乱入があったものの、最後はコーディが必殺のクロスローズを決めてフォール勝ち。コーディが遂に新王者に輝いた。
また、タッグ王座とTV王座は、それぞれヤングバックスとKUSHIDAが王座防衛を果たしたが、6人タッグ王座戦は、なぜか王者ブリスコ兄弟の連携がかみ合わず、挑戦者ダルトン・キャッスル、ザ・ボーイズが勝利して新王者となった。
■ ROH Best in The World 2017
日時:2017年6月23日(現地時間)
場所:アメリカ・マサチューセッツ州ローウェル
<ROH世界王座タイトルマッチ>
○コーディ・ローデス(挑戦者)
ピンフォール
●クリストファー・ダニエルズ(王者)
ジェイ・リーサル(挑戦者)
<ROH世界タッグ王座タイトル3WAYマッチ>
○ヤングバックス(王者)
ピンフォール
●ベストフレンズ(挑戦者)
ウォー・マシーン(挑戦者)
<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○KUSHIDA(王者)
ピンフォール
●マーティ・スカル(挑戦者)
<ROH世界6人タッグ王座タイトルマッチ>
○ダルトン・キャッスル、ザ・ボーイズ(挑戦者)
ピンフォール
●ブリー・レイ、ブリスコ・ブラザーズ(王者)
<シングルマッチ>
○ジェイ・リーサル
エビ固め
●サイラス・ヤング
<敗者チーム解散マッチ>
○サーチ&デストロイ
卍固め
●ザ・リベリオン
<ストラップマッチ>
○フランキー・カザリアン
革ヒモ締め
●ハングマン・ペイジ
<タッグマッチ>
○ザ・キングダム
ピンフォール
●ウルティモ・ゲレーロ、エル・テリブレ
【ROHが提携している新日本プロレスの北米進出で衝撃の記事!】
[ファイトクラブ]緊急座談会~目前に迫った新日プロのロス進出の成否は…
▼緊急座談会~目前に迫った新日プロのロス進出の成否は…
あくまでも偶然の日程ながら新日本プロレスはWWEの日本公演(6・30&7・1両国)の翌日に米ロサンゼルスで2大会を開催する。両団体の規模があまりに違いすぎるため「スワッ! 日米レスリングウォー」とはならないが、新日プロが将来的に米国でWWEの対抗勢になれば痛快だ。そこで各記者に米国における新日プロの可能性を語ってもらった。
(*編中 A記者=『マット界舞台裏』特約記者、B記者=スポーツ紙記者 C記者=フリーのべテラン記者)