水波綾x志田光痛み分け!山下りなx橋本千紘ドロー!艶やかWAVE戦も

■ WAVE女子プロレス「Weekday WAVE vol.108」
日時:6月22日(木)
会場:東京・新宿FACE 観衆278人


<1、テクニカルWAVE(15分1本勝負)>
○朱崇花
 10分32秒、ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
●飯田美花

 技巧派同士の対戦となった第1試合。
グラウンドの攻防から飯田が関節地獄で試合をリードし、空中殺法を得意とする朱崇花の動きを封じ込める。河津落としからグラウンド卍固めに移行する飯田。朱崇花も飛行機投げで形勢を入れ替え、串刺しエルボー。飯田がカウンターのエルボースマッシュを放てば、朱崇花はブーメランアタック。ならばと飯田はチキンウイング・アームロックで捕獲する。
 再び飛行機投げでチャンスを作った朱崇花だったが、飯田もヨーロピアンクラッチでカウント2。朱崇花はチョークスラムを狙うが切り返す飯田。すかさず走るも、朱崇花がカウンターのトラースキック。最後はサイドスープレックス→ムーンサルトプレスと畳みかけた。

<2、スクランブルWAVE(20分1本勝負)>
大畠美咲 ○米山香織 チェリー
 10分18秒、ジャックナイフエビ固め
春日萌花 ●長浜浩江 希月あおい

 WAVE認定タッグ王座取りを目論むゴキゲンBBAが大畠美咲と組んで第2試合に登場。久しぶりのトリオ結成となる、“ハッピーポシェット”春日萌花&長浜浩江&希月あおいと対峙した。
 先発は大畠vs長浜。今年のCATCH THE WAVE公式戦で長浜に敗れている大畠の殺気がみなぎるも、背後から春日&希月が襲撃。大畠を標的としたが、逆に長浜が捕まってしまう。ローンバトルを強いられた長浜だったが、チェリーにドロップキックを放ってようやく希月と交代。希月は春日との連係を炸裂させる。希月のジャンピングラリアット、チェリーの熟女でドーンがそれぞれ決まり、戦況は春日vs大畠に。
 激しいエルボーの打ち合いは大畠に軍配。春日もヘッドシザースホイップ、クリストで挽回すると、希月との合体フットスタンプでカウント2。この流れを受けた長浜が串刺しドロップキックで追撃。焼豚からのサクラ落としを放つが、大畠が切り返してエビ固めの応酬へ。大畠の低空ボディーアタックからゴキゲンBBAは連係を狙うが、堪えた長浜がヒロギョプサル狙い。これを大畠が妨害すると、すかさずチェリーが春夜恋! そこに米山がジャックナイフエビ固めで飛び込み3カウント!

<3、メンズWAVE(15分1本勝負)>
○木高イサミ
 5分57秒、エビ固め
●後藤恵介

 いまだ初勝利のないWAVE初の男子レスラー・後藤恵介。今回は現・STRONGEST−K王者の木高イサミ〈BASARA〉との興味深い一戦となった。
 ゴングと同時に一直線で向かっていった後藤。だが、木高がボディーブロー、サッカーボールキックからワキ固め、チキンウイング・アームロックで絞り上げる。なんとか後藤がブレイクするとエルボーのラリー。ランニング式で倒した後藤がセントーン2連発につなげる。イサミもドロップキックで後藤を場外へ送り込むとトペ・コンヒーロで追撃。
さらに場外でのサッカーボールキックを放ったイサミだったが、後藤も場外バックフリップでやり返す。
 リングに戻ると串刺しボディーアタックを放った後藤。だが、イサミがニーからのダイビング・ダブルニードロップを投下。寸前でかわした後藤が丸め込みで追い込んで行くが、キックアウトしまくったイサミが逆に回転エビ固めでクルリ!

<4、ADEYAKA WAVE(20分1本勝負)>
沙紀 ○ハイジ・カトリーナ
 6分11秒、アバランシュホールド⇒体固め
●夏すみれ 雪妃真矢

 WAVE10周年記念興行の目玉の一つYシャツマッチのプロデューサーに任命された夏すみれ。公開オファーを続け、すでに9名の美女たちの参戦が決定しているが、さらに夏が目を付けたのが、WAVE初参戦のハイジ・カトリーナだった。美しい容姿に、美しい肉体美を持つハイジを夏はYシャツマッチに出場させることができるのか!?
 夏&雪妃は、Yシャツ姿に水鉄砲を持って登場。まずはハイジにYシャツの魅力(!?)をアピールしてみせる。
 試合は、序盤から沙紀が捕まる展開となる。見かねたハイジの助けに入ると、形勢逆転。沙紀はリバーススプラッシュを放ってようやく、ハイジと交代となる。ハイジは串刺しエルボーをボディーに2発放つと、高速ジャイアントスイングでまわしていく。雪妃もカウンターのトラースキックで迎撃すると、夏がビッグブーツで続いたが、ハイジは強烈ヘッドバット。ならばと夏も雪妃のアシストからダイビング・クロスボディーを投下してみせるも、この攻撃をすべて受け流したハイジが夏をアバランシュホールドで仕留めてみせた。
 試合後、夏はジャパニーズ英語でハイジを勧誘。ところがまったく伝わっていないようで、ここはフェリス出身の雪妃が流ちょうな英語でフォロー。ハイジにあっさりOKをもらうと、気をよくする夏。

夏「意外と優しい(苦笑)。8月12日、大田区大会、ハイジ・カトリーナ参戦決定です! いまのところ10人ですか。いい感じじゃないですか。でもね、私ね、いや自分は、Yシャツマッチプロデューサーとして逆指名。Yシャツのリングに上がるからにはマジな気持ちでYシャツマッチ盛りあげていきたい。そのなかでこうやって視野に入っている選手もいるなかで、視野に入ってない選手もいます。それは春日さん! アナタ、もともとこのWAVEでYシャツマッチ発案した、いわば創設者ですよね。でもアナタ、この10年間で一度もYシャツに袖を通していない。アナタ、こうやって後輩がYシャツマッチ仕切っててそれを傍から見ていて悔しくないんですか! アナタより先に後輩はどんどんどんどんYシャツ着ていきます。それをいつも黙って見ていて悔しくないんですか! 私は、アナタの、アナタなマジな、マジなYシャツを見てみたい。アナタのマジなYシャツに対する気持ち、見てみたいんです!」
と水波がかつて春日に投げかけた台詞を投げかける。

すると春日は……。
春日「お前に何がわかるんだよー! 私はな、Yシャツに対する気持ちはこの中にいっぱいいっぱいあるんだよ。でも、それを伝えるタイミングがわからないだけなんだ。私は、Yシャツが着たくて×5、たまらない。だけど、このリングの上にYシャツのリングの上に私はずっとずっといないんだよ。私は、Yシャツに対する気持ちはアンタに負けないくらい、ここに一杯持ってるんだよ!」

夏「あるじゃないですか。熱い気持ち! アナタのマジなYシャツやりましょうよ、一緒に。Yシャツマッチ、その気持ち、私とYシャツにぶつけてきてくださいよ」

春日「私はYシャツマッチを見に来てくれるお客さんを呼びたい。私は、お客さんをいっぱいいっぱい呼びたい。泥水すすったいままでの気持ち、全部アンタにぶつけてやるよ!」

夏「8月12日、最後の出場者決まりました。Yシャツマッチ創設者・春日萌花選手、出場決定です。以上、今日でセクシーレスラー11名決まりました。これから8月12日までぜひぜひみなさん、いろんな部分を熱くして楽しみにしていてください!」

二上社長「夏さん、Yシャツはわかりました。重要なミッション忘れています。Yシャツは11人ですね。まとまりましたね、集まりましたね。アナタ一番最初にやってることを凄く忘れていると思います。忘れていると思ったので、私、7月にそのタッグのカード、組みました。カード発表です。ドン!」
スクリーンに映し出されたのは、夏すみれ&沙紀vsフェアリー日本橋&藤ヶ崎矢子のカード。
 売店に来ていた矢子がエプロンに上がるも、この日は火花を散らすのみに留まった。果たして夏は、ビジュアルハンター矢子との一戦に打ち勝ち、Yシャツマッチへと弾みをつけることができるのか!? 

◎夏コメント
夏「11名の選手が1試合に一同に集まる、これだけでだいぶ女子プロファンの、いや男性陣のいろんな部分熱くさせられると思いますので、ぜひ8月12日期待して欲しいなと思っております」

——その前に矢子選手との試合が組まれたが。
夏「最近ね、かわいい子しか相手にしてなかったから、ブスのこと忘れていました。そうだ、いましたね。確かにね私もアイツに今のところやられたままで終わっているので、それは悔しい。やっぱり悔しい。10周年という大きな大会の前にね、今年の汚れは今年のうちにと言いますか、9周年の汚れは9周年のウチにという、9周年までにアイツをコテンパンにやっつけてやりたいと思います」

<5、ライバルWAVE(15分1本勝負)>
△山下りな
 時間切れ引き分け
△橋本千紘

 WAVE3・21後楽園大会以来の2度目のシングルとなった山下りなvs橋本千紘の一戦。前回は10分引き分けに終わっており、今回が決着戦となる。
 ロックアップ、力比べからグラウンドに持ち込んだ橋本。山下もフロントネックロックで絡みつくが、グラウンドでは橋本が優位。山下をローリングしていく。さらにバックにまわった橋本は卍固めへ。逃げられるとヘッドロック。
 これを山下が脱出し、ショルダータックルの打ち合いで熱くなる両者。橋本が先にぶっ倒すも、すぐに山下もやり返し、串刺しラリアットを放つ。さらに山下はサソリ固めでステップオーバー。なんとか耐えきった橋本は串刺しボディーアタック、サマーソルトドロップで反撃にかかる。山下もスリーパーで応戦するも、橋本は叩き付けて脱出。エルボーのラリーからブレーンバスターの掛けあいとなる。これは橋本が制して、カミカゼからのサマーソルトドロップでカウント2。
 すかさずコーナーに登るも、山下が追いつき雪崩式ブレーンバスター。そして再びスリーパーへ。残り3分のコールから焦りが見える両者。山下は後頭部へのランニング・ニーを叩き込むと、すぐに走るが、今度は橋本がカンターのタックル。再びエルボーを打ち合い、残り1分に。ラリアットの相打ちから、改めてラリアットでなぎ倒した橋本はオブライトを狙うが、山下もチンクラッシャーで回避。最後は橋本が変形水車落としを放ったところで時間切れとなった。

◎山下コメント
——今回もドローという結果に終わりました。
山下「そうですね。やっぱり橋本千紘選手、こないだまでチャンピオンであっただけあるんじゃないですか。まあね押された気もします。元チャンピオンとこれからチャンピオンになるヤツの差はでかいと思いますよ。今日はドローだったけど、そのちょっとの差、私がチャンピオンになって、すぐに埋めて、超えてやりますよ」

——次は水波選手だが。
山下「そうですね、緊張と嬉しさと、あと……。まあ緊張と嬉しさが2割くらいですね。半分以上がリスペクトできていますよ。前も言ったけど、レスラーとして、先輩として、人として、水波さんを尊敬しています。それは絶対に超えなきゃいけない壁だし、そのチャンスはめぐってきているわけで、ここで取らなきゃレスラーじゃないでしょ!」

<6、チャレンジWAVE(15分勝負)>
△弓李 桃野美桜
 時間切れ引き分け
桜花由美 △宮崎有妃
①○宮崎
 12分22秒、外道クラッチ
●弓李
※特別ルールにより弓李&桃野組が勝利
※特別ルール=OVER SUNは2人からフォールまたはギブアップを取らなければならない。弓李&桃野組は2カウントフォールで勝利することができ、オーバー・ザ・トップロープルールも採用。またドローの場合は、弓李&桃野組が勝利。

 桜花由美&宮崎有妃の“OVER SUN”が持つWAVE認定タッグ王座への挑戦権がどうしても欲しいゴキゲンBBA。これまで何度も無下に断られてきたBBAだが、6・4後楽園大会で急展開が訪れた。BBAが用意した若手チームが、もしOVER SUNに勝利した場合、WAVE7・2後楽園大会でのBBAのタイトル挑戦が認められることになったのだ。とはいえ、通常のルールでは勝敗は明らか。特別ルールが設けられたのだが、それが曲者だった。まずOVER SUNは若手2人からフォールまたはギブアップを取らなければならず、逆に弓李&桃野組は2カウントフォールで勝利することができる。さらにオーバー・ザ・トップロープ・ルールも採用。またドローの場合は、弓李&桃野組が勝利となるというものだった。
 王者組が圧倒的に不利のなか、ゴングと同時に桜花が桃野にビッグブーツ。これは弓李がカットに入りカウント2。
桃野も臨戦態勢に入り、丸め込みを連発。桜花もエルボーでやり返していく。続く宮崎は早速、恥ずかし固めを狙うが、桃野が回避して弓李と交代する。
 宮崎は弓李にギロチンドロップ、逆エビ固めへ。ブレイクされるとDDTを放って桜花とチェンジする。桜花のビッグブーツはカウント2。弓李も払い腰でやり返す。
 続いて桃野がドロップキック。ボディースラムから押さえ込みを連発する。いずれもカウント1に終わると、コーナーに登る桃野だったが、桜花が蹴り落とし、串刺しビッグブーツ。キックアウトされるとクロスフェースで捕獲する。
 劣勢の桃野を救ったのは弓李だった。弓李はスリングブレイドから、ダイビング・クロスボディーと猛攻。しかし桜花も耐えきると、カカト落としへ。弓李はバッククラッカーから丸め込みを連発していく。
 ならばと宮崎は桃野→桜花をハンマー式で弓李に投下! そのまま弓李を捕まえ、恥ずかし固めを狙うが、弓李が場外に逃げると、BBAがガッチリガード。
 ここで残り5分のコール。
 焦るOVER SUNは合体技で弓李を追撃。すかさず宮崎がムーンサルトを狙うが、桃野が足止めしオーバー・ザ・トップロープを狙う。だが、これは未遂。 残り3分から桜花のビッグブーツを誤爆させた弓李は宮崎にフィッシャーマンSHでカウント1。一気に畳みかけようとするも、逆に宮崎が目突きからの首固め。これは返した弓李だったが、宮崎が外道クラッチで3カウント。
 なんとか弓李から一本を取ったOVER SUNは、桃野狙いに行くが、若手チームは時間かせぎに入る。結局、そのまま桃野が逃げ切り、時間切れ。特別ルールにより、15分を耐えきった若手チームの勝利となった。

 すると桜花は「(タイトルマッチは)やらない。約束してない!」と今更な発言。憤慨するBBAだったが、ここで二上社長が「タイトルマッチやります。桜花さん、ここに来る前におじさんにナンパされてゴキゲンだったじゃないですか。タイトルマッチくらいいいじゃないですか」とBBAに助け船。この社長発言により、7・2後楽園でのOVER SUNvsゴキゲンBBAのタイトルマッチがついに決定した。

<7、ストロングWAVE(20分1本勝負)>
△水波綾
 時間切れ引き分け
△志田光

 6・4後楽園で6人タッグマッチながら志田が水波からピンフォールを奪ったことで組まれたシングル対決。両者ともにタイトルマッチを希望したが、水波は7・2後楽園で波女の山下りなとのタイトルマッチが決まっていたため、今回はノンタイトルでおこなわれることとなった。
 序盤から力のこもった攻防。
パワーで上回った水波がフロントネックロックで捕獲する。ブレイクされるとギロチンドロップ→キャメルクラッチで捕獲。そしてナルシストラリアットを狙うが、志田が迎撃。そして、志田が「みなさんお待たせしました。いつものジャンピングニー!」と予告するが、今度は水波が迎撃。串刺しラリアットにつなげる。
 志田を場外に落とした水波はエプロンからの攻撃を目論むが、志田は竹刀攻撃。リングに戻るとミサイル弾からのブレーンバスター! さらには逆エビ固めでステップオーバー。ブレイクされると、ランニング・ニーで追撃する志田。
そして雪崩式ブレーンバスターでカウント2。
 水波もエルボーでやり返すと、志田が追走式でヒザ蹴り。すぐさまファルコンアローを放つ。だが、スリーカウントは不発。水波のラリアット、志田のフランケンシュタイナー、水波のパワースラム。志田のカウンターニーとラリーが続くなか、水波がイチジクからの肩固め。
 ここで残り5分。
 なんとか脱出した志田は延髄斬り。水波も裏投げからのホットリミットを狙うが、切り返した志田がカウント2。ここで志田は竹刀を持ち出し、スリーカウントへ。もう一発放ったが、これはニアロープ。ならばと志田は雪崩式ブレーンバスターを狙うが、振り落とした水波がダイビング・ギロチンドロップ!
 これを寸前でかわした志田がスリーカウント。もう一発放ったがこれでも決まらない。竹刀をラリアットで受けた水波がドラゴンSH。さらにラリアットこれでも決まらず、ダイビング・ギロチンドロップを投下したが、これでも決まらない。志田の目突き→首固めも決まらず、最後は水波がホットリミットを放ったところでドロー。

◎エンディング
二上社長「凄く試合よかったです。志田さん、次はOZのベルト巻いて、もう一回やりましょう。ぜひお願いします。8月12日、志田さん空いてますよね。出てください。えーっとですね、みなさん忘れているかもしれませんが、志田さんはある分野に特化したエースでした。志田さん、志田さん自身も忘れているかもしれません。いや、ケンちゃん! ケンちゃん、コミカルエースとして大田区を盛りあげましょう。この試合はこの試合。とても面白かったです。大田区はコミカルエースとして、コミカルの4賢人に挑んでください。そして、新しい風を巻き起こしたいのでコミカルを味わったことのない若い人たちを呼びましょう。桃野さん。大田区出たいよね?」

桃野「はい……」

二上社長「試合、なんでもいいよね。大人の階段、もう一つ登ろうか。さあこんな感じでヤングたちをとりまとめて、志田さんはコミカルエースとして大田区、盛りあげて下さい。今日の試合は非情によかったです。よかったですよね、お客さん」

志田「わかりました!」

二上社長「ヨロシク頼むわ。アニキまとめてください」

水波「志田ありがとう。またね。またやろうね。大田区、もうすぐなんです。でも次、7月2日、そう山下! 自分は山下とやることスゲー楽しみなんだよ。いままで何回も対戦してきたけど、お互い強くなって、このベルトをかけてシングルするのスゲー楽しみだし、うれしい。だけど、7月2日は自分のレスラー人生すべてかけてお前と闘うから、お前もその覚悟でこいよ。言っとくけど、負ける気なんてサラサラないから。よし、じゃあしめる! さあ大田区迫って参りました、カウントダウン行きます。8月12日、大田区大会まで、あと52日です。2カ月前からみなさんもエンジンかけて、WAVEについてきてくださいね」

◎水波コメント
水波「ドローはドローなんでね、勝って弾みをつけたかったところけど、やっぱつえーわ、志田。タイトルかかってる、そして調子がいい、勢いに乗ってる志田だけはあるよね。強かったよ。強いから、だからもう一戦、次またシングルやるのは楽しみになったし、これで終わらないのがわかったので、まだまだ続いていくんだなって思います。あとちょっとマイクで言えなかったけど、山下、私、プロレス人生かけるって言いました。なんでか。そんだけしないと山下、強いってわかってるからです。だから自分はそれだけの覚悟をやらないと勝てないと思ったんで、さっきマイクで言いました。あとは、どんだけの覚悟で山下が来るか、ただそれだけです。私に満たなかったら負けるであろうし、それを越せば山下がレジーナになてこのベルとを巻く、ただそれだけだと思っています。以上」

◎志田コメント
——ドローという結果に終わりました。
志田「しんどいわー。メッチャしんどい、首、痛い。でも楽しかったー。楽しかったです。やっぱり今回ベルとはかかってなかったけれども、シングルできてよかったなって心から思います。もちろんこれで終わりじゃないです。私、8月にOZのシングルのタイトルマッチ決まっているんで、そのベルトを取って、今度、私自身も懸けられるものを手に入れてから、もう一度、水波さんの前に立ちたいと思っています。そのときに水波さんがあのレジーナのベルとを持っていたら、それこそ二冠。ベルト2本賭けて、もっと大きな会場で、私たちがメインやる。そのビジョンが今日、見えたかなって思っています。それを目標に私も、私自身が懸けるものを手に入れたいと思います」

——その前にコミカルの試合が待っていますが。
志田「それ聞くんですか? 広田さんが復帰でしょ……。もういいじゃん。これは……。いやー、でも今日の試合して本当にしんどくて、本当に楽しくて。やっぱいいなこういう試合って思ったときにGAMIさんがマイクで、さすがWAVEだなって思いました。いいですよ、GAMIさんが、WAVEがそう言うなら、私はエースの称号背負って、大田区に立ちますよ。若手? コミカルを経験したことのないような若手? 引っ張ってやりますよ、エースとして。WAVE、見てろよ。志田光のコミカルを見せてやるよ!」