ブラウン・ストローマンがロマン・レインズにフォール勝ち!WWE ペイバック2017

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 4月30日(現地時間・放送日)にカリフォルニア州サンノゼでWWEのPPV大会『WWE ペイバック2017』が開催された。2013年に新設された大会で、ペイバックは「報復、仕返し」を意味する。今年はロウ大会単独のPPV大会となっている。
 今大会のメインはロマン・レインズとブラウン・ストローマンの因縁対決だった。怪奇一家の一員だったストローマンだが、怪物として覚醒。次期WWEエースであるレインズを執拗に襲い続け、ついにシングルマッチで決着をつけることになった。
 試合は激しい展開になるも、なんと最後はストローマンがパワースラムでフォール勝ち。レインズはまさかの完敗を喫してしまった。しかし、試合が終わってもストローマンは鉄階段を持ち出してレインズを痛めつける。最後は倒れているレインズに鉄階段を落とすという暴挙を行った。レインズは完全に動けなくなるが、観客はストローマンを支持して大歓声、「ありがとう、ストローマン」というコールまで起きてしまった。
 レインズはベビーフェイスなのだが、団体が過剰にプッシュする為、返ってWWEユニバースから反発を食らっている故だが、結果、ヒールであるストローマンに歓声が集まるという逆転現象(ダブルターン)が起こってしまったようだ。

 メイン以上に注目されたのはレッスルマニアで遂にWWE王座へ返り咲きした毒蛇ランディ・オートンに前王者でありオートンに騙されていたブレイ・ワイアットが報復するハウス・オブ・ホラーズ・マッチでリマッチが行われた。このハウス・オブ・ホラーズ・マッチはワイアットが考案した謎の試合形式であり、今回に関しては心理戦でワイアットが上回っている。試合は番組中盤にワイアットの超魔術でオートンが怪奇一家の屋敷(オートンに燃やされているので新たな屋敷なのか?)におびき出され、神出鬼没なワイアットが襲ってくるというもの。
 屋敷の中には不気味な人形が大量に吊るされておりオートンの神経を蝕んでいく。そしてオートンをリムジンに拉致して走り去っていく映像が映し出された。そして会場についたワイアットはゆっくりと入場。しかしリングに立つと背後に復活したオートンが立っていたのだった。屋敷でのワイアットの攻撃に報復するオートンだったが、そこにシン・ブラザーズ、そしてWWE王座への挑戦権を持つジンダー・マハルが乱入してきたのだった。マハルがオートンから強奪したベルトでオートンを強打、そしてワイアットがシスターアビゲイルで仕留め、オートンからフォール勝ち。マハル乱入でワイアット勝利した。

 また番組冒頭ではいきなり目玉カードであるケビン・オーエンズとクリス・ジェリコのUS王座戦が行われた。同じカナダ人という事もあり親友コンビとして悪の限りを尽くしていた2人だが、オーエンズが裏切り壮絶な仲間割れを起こしてしまった。そして当時ジェリコが保持していたUS王座もオーエンズが強奪。ジェリコは怒りに燃えて、大会名の通り、王座奪還と共に報復に挑んだ一戦だったが、ジェリコが仕返しに成功。必殺のウォール・オブ・ジェリコを極めてオーエンズからタップを奪いUS王座を取り戻したのだった。

■ WWE ペイバック2017
日時:2017年4月30日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ SAPセンター

<シングルマッチ>
○ブラウン・ストローマン
 ピンフォール
●ロマン・レインズ


<ハウス・オブ・ホラーズ・マッチ>
○ブレイ・ワイアット(挑戦者)
 ピンフォール
●ランディ・オートン(王者)


<シングルマッチ>
○セス・ロリンズ
 ピンフォール
●サモア・ジョー


<RAW女子王座タイトルマッチ>
○アレクサ・ブリス(挑戦者)
 ピンフォール
●ベイリー(王者)

<RAWタッグ王座タイトルマッチ>
○ハーディ・ボーイズ(王者)
 ピンフォール
●シェイマス、セザーロ(挑戦者)


<クルーザー級王座タイトルマッチ>
○オースチン・エリーズ(反則)
 反則
●ネヴィル(王者)
※反則で王座移動せず

<US王座タイトルマッチ>
○クリス・ジェリコ
 ウォール・オブ・ジェリコ
●ケビン・オーエンズ


キックオフショー
<タッグマッチ>
○エンツォ・アモーレ、ビッグ・キャス
 ピンフォール
●ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソン

【関連サイト】
WWEオフィシャルサイト:http://www.wwe.co.jp/

DAZNオフィシャルサイト:http://www.dazn.com/
※1カ月無料トライアル実施中

J SPORTSオフィシャルサイト:http://www.jsports.co.jp/

WWE Live Japanオフィシャルサイト:http://www.wwe.co.jp/wwelive/index

WWEネットワーク:http://network.wwe.com

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