[ファイトクラブ]極悪から天国へ 阿部四郎レフェリー逝く~ベイダー失神~モーリス・スミス殿堂

[週刊ファイト5月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼極悪から天国へ 訃報 阿部四郎レフェリー逝く
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・立川のプロモーター「切符を売るコワモテ」顔の利く興行主・阿部四郎
・頭打ってたベイダー倒れAKIRA駆け寄る⇒猪木との絵には収まらず
・AIと生身の情報交換現実化と1995年The net is vast and infinite(ネットの広大な海へ)
・モーリス・スミス殿堂入り

―― 昭和プロレスファンには、今週は「阿部四郎が亡くなった」が大きかったのではないかと。速報ブログのアクセス数でわかります。
4月25日(火)11時59分、「極悪レフェリー」として名をはせた女子プロ界の重鎮・阿部四郎さんが肺炎により逝去された。数えで享年77だった。

オフレコ 高速カウントの初代ヒール・レフェリーという存在ギミックが、プロレスの掟破りではないのかと。まだまだ真剣勝負幻想が圧倒的だった昭和プロレスの時代に、クラッシュ・ギャルズの敵側につく「極悪レフェリー」ってなんやねん? 競技でないことを公にカミングアウトすることにならないのか。
これは格闘芝居巡業の一座でございます、との開き直りの第一歩。

―― 見てなかった、レフェリーには死角だったの暗黙の了解はお約束にせよ、「高速カウント」をやってしまうと、プロレスはそれもアリなのかの一線を越えてしまう。「両選手だけでなく、レフェリーもケツを知っている」を、世間にカミングアウトすることになる。

オフレコ プロレス人種は、そこを都合よく解釈できるテレパシーを持っている考察は置いておいて、ルチャリブレの方が先は事実にせよ、流通可能なVHSの日米交換から始まった黎明期、創世記のシュート映像検証からすると、メキシコはテレビ放送を土着芸能だからやらない、それで会場に生観戦のファミリーが来て下さるの教えから、1993年になるまでテレビ番組としての映像は解禁されてなかった。
ジャーナリスト歴史家観点なら、阿部四郎がヒール・レフェリーの元祖で間違いないと。


2014年12月26日REINA女子プロレスでの勇姿。日本三大長寿レフェリーが表彰された。

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