[ファイトクラブ]モーリス・スミスがUFC名誉の殿堂入り! しかしフランク・シャムロックは……

[週刊ファイト5月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼モーリス・スミスがUFC名誉の殿堂入り! しかしフランク・シャムロックは……
 by 稲垣 收
・モーリスの盟友フランク・シャムロックにも殿堂入りオファーが来たが、フランクは……
・モーリスの盟友フランク・シャムロックはUFCの名誉の殿堂入りのオファーに「考えとくよ」と、つれない返事
・ストライクフォースがUFC(ズッファ社)に買収された際、解説の仕事を失って・・・

元キックボクシング世界王者で第1回K-1グランプリにも参戦、UFCでも第2代ヘビー級王者になったモーリス・スミスが、UFCの名誉の殿堂入りすることになった。

7月6日にラスベガスで行われる2017年UFC名誉の殿堂(Hall of Fame)入りセレモニーで殿堂入りする。

1961年12月13日生まれのモーリスは、現在55歳。
ワールド・キックボクシング・アソシエーション(WKA)ヘビー級王座など多くのキックの世界王座を獲得したモーリスは、日本のパンクラスやリングスで総合格闘技の経験を重ね、髙阪剛やフランク・シャムロックと寝技特訓をしてUFCに参戦。1997年7月のUFC14でマーク・コールマンを破って第2代UFCヘビー級王者となり、タンク・アボットを相手に初防衛に成功。「UFCヘビー級タイトルを初めて防衛に成功した王者」となった。


髙阪剛、フランク・シャムロックと「アライアンス」を結成!2000年9月22日『UFC27』より

今回は「UFCのパイオニア」として名誉の殿堂入りする。
「パイオニア」の称号を得られるのは、総合の統一ルール(ユニファイド・ルール)が採用された2000年11月17日以前にプロデビューした選手で、35歳以上、もしくは引退から1年以上たっていることが条件だ。

「UFCの名誉の殿堂入りするのは光栄なことだ」
とモーリスは言う。
「私はUFC王座を獲った最初の世界レベルのストライカーだ。それができたのは、素晴らしい練習仲間のおかげでオールラウンド・ファイターに進化することができたからだ」
と髙阪やフランクら練習仲間への感謝を表した。

そして、

「総合格闘技で獲った数々の王座を誇りに思うが、今日の総合格闘技につながる技術革新を助けたということが、自分が一番この競技に貢献できた部分だと思う」
と自らのやってきたことに対するプライドを見せた。

●モーリスの盟友フランク・シャムロックにも殿堂入りオファーが来たが、フランクは……

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