元祖セクシー下田美馬に結奈もハッスル~REINA女子プロレス桜ナイトフィーバー2017

■ REINA女子プロレス「桜ナイトフィーバー2017」
日時:2017年4月5日
会場:新木場1st ring 観衆145人

<エキシビションマッチ>
 真琴 VS 練習生M
 まずは恒例のオープニング。真琴、茉莉、結奈、泰里がそろう。
 真琴が「もう4月になってしまいました。4月といえば春、春といえばなんですか?」と問いかけると、茉莉が「桜」と答える。「今日はさくらさんが出るからいいですね」と真琴もナイスなフォロー。泰里の「新生活」という回答には「大学卒業したばかりなんですね」と、相槌。そして「花より団子、そして団子よりセクシー!」と結奈も続けた。
 真琴は「春といえば別れの季節でもあります。チェスカさんはお天気やさんだから戻ってくるかもしれない。戻ってくるといえば受け入れますよ。春といえば出会いの季節でもあります。私がスカウトした学生プロレスラーと対戦します。モモコちゃんおいで!」とリングに呼び込む。

 ここで3分間のエキジビジョンの開始となった。まずはロックアップからスタート。腕の取り合いへと続く。真琴がヘッドロックからグラウンド。これを逃れるモモコ。コーナーに押し付ける真琴はさらに首投げからサーフボード。スタンディングになると、ミドルキックから丸め込みの連続のモモコ。残り10秒でナックル合戦となり、ここでゴング。館内からは温かい拍手が送られた。

 真琴は「すごく緊張していたので、いつもより動きが硬くなってたかなと思うけど、もしモモコちゃんが本格的にプロレスしたくなったらいつでもREINAにきてくださいねー」とエールを送った。

<「GO TO THE TOP!」20分1本勝負>
○アーサ米夏
 6分30秒トラクター
●泰里

 まずは元気よくともに「お願いします!」と声を発して握手でスタート。ゴングがなると両者が吼えまくる。まずはすばやいスクールボーイでフォールを決めていく泰里。いっぽうの米夏も、ストンピングから首投げ。これを首投げでお返しした泰里はサーフボードに。米夏も体重を乗せてフォールを奪いに行く。米夏はヘアホイップからボディスラム。そして米プレスと続けた。さらにキャメルクラッチからの弓矢固めに持っていく。しかし逆エビを狙った米夏をエビ固めで返した泰里がドロップキックを連打。そして背後へのドロップキックと続けていく。しかし飛びつきの横十字を狙った泰里にコブラツイストで返していく米夏。なんとかロープに逃れる泰里。
 今度はボディスラムのしのぎあいでは泰里が投げ勝つ。しかしボディアタックをキャッチされると、今度こそ逆エビに決められる。ロープににじり寄る泰里だが米夏が中央に引きずり込む。それでもあきらめない泰里がロープへ。ここで米プレスを連発した米夏だが、泰里もエビ固め。ここでエビ固め合戦となり、ともにカウント2の攻防を繰り広げる。ここで泰里が飛びつき横十字固めを華麗に決めるもカウント2で返される。ここで一気にフライングボディシザース式米アタックを決めた米夏がショルダータックル気味に決めるトラクターからのエビ固めに丸め込んだ。しかし敗れたものの、泰里の確かな成長が見える好勝負だった。

<「SAKURA FACTORY」タッグマッチ20分1本勝負>
○さくらえみ 小林香萌
 17分47秒ラ・マヒストラル
●加藤悠 万喜なつみ

 チェスカの代打としてさくらが登場。まずは小林が先発を買って出ようとするも、さくらも拒む。じゃんけんで勝ったさくらが先発へ。まずは万喜と対峙。互いのコール合戦からさくらがヘアホイップ。観客からのブーイングを浴びる。続いては小林と加藤。グラウンドの攻防からのスタート。低空のドロップキックを決めた小林からさくらへとつなぐ。再びさくらと万喜。さくらはボディアタックをキャッチして決めさせず。そして小林が背後からのドロップキック。さらにボディスラムを3連発。続くさくらも抱えあげてからの足攻めへ移行。そして逆片エビに。加藤がカットに入るがさくらは離さず。さらにさくら&小林による顔面踏み付けに。ここで小林はフットスタンプ。これを側転で切り抜けた万喜がドロップキックから加藤にタッチ。加藤は小林を捕らえると腕ひしぎを狙うがクラッチが切れないとわかるとスクールボーイへ。もう一度狙うと腕ひしぎに成功。
 しかし小林もドロップキックで反撃すると、メキシコ仕込みのジャベ。なんとかロープに逃れる加藤。そしてコーナー上で小林を呼び込むとぶら下がり式の腕ひしぎ。そしてコーナーからのボディアタックを敢行する。続く万喜もボディアタックを連発。しかし小林もコーナーに押し込んでのランニング式ドロップキックからのセントーン。そして延髄蹴りを空振りさせた万喜がドロップキックを連打。トップロープからの攻撃を狙うがこれは小林がデッドリードライブ。その後はエビ固め合戦となるもこれはともにカウント2。万喜がコークスクリュー式フィッシャーマンで切り返すと戦況はさくらと加藤に。さくらが抱えあげると加藤は背後に回りスリーパーからの腕固めへ。しかし飛び込みざまを振り子式のバックブリーカーに捕らえられる。ここで万喜、小林、それぞれがバックにまわるがさくらの逆水平は小林に誤爆。
 ここで万喜と加藤はダブルのクリスト。これを耐えたさくらはさくらえみ70キロを加藤と万喜に決めると、小林がトップロープからのミサイルキックのアシストを経て、さくらがムーンサルト。カウント2で返した加藤だが小林との連携でファンタスティックフリップ。しかしその後、さくらが万喜のバックを捕らえての延髄蹴りはさくらに誤爆。万喜と加藤によるダブルのドロップキックからダブルのボディアタックに。そしてコーナーからの鉢合わせを狙ったが、これはさくらと小林が体を入れ替え、ダブルによるマヒストラル。粘りに粘った加藤からのフォールを奪うと、最後は小林と勝利のハイタッチ。しかし、加藤&万喜組のタッグワークもすばらしく、観客から惜しみない拍手が送られた。

<「Asian Beauty NEXT!」タッグマッチ30分1本勝負>
○茉莉 安納サオリ
 13分56秒カンパーナ
志田光 ●高瀬みゆき

 まずは先発。志田が激励を飛ばし、高瀬が登場。いっぽうの青コーナーは安納が先発。まずは高瀬がドロップキック、安納もタックルで返す。続いて茉莉と志田。手四つ合戦から志田が一回転して切り返すも、茉莉も側転からドロップキック。志田はキチンシンクからサーフボードへ。さらにキャメルクラッチへととらえる。続いて高瀬は首固めを連発。そして志田との連携を見せていく。高瀬はタックルを連打。数発めで茉莉はハイキックで阻止。
 茉莉がボディスラムを決め、ここで安納へ。タックルの連発に対して、志田が足をすくう。志田と高瀬が連携をみせようとするが、タックルをこれを連打して打破する安納。しかし高瀬もドロップキックで志田につなぐ。安納は志田の足を捕まえるとブリッジ式の足四の字へ。これを耐えた志田がバックブリーカーで返す。その後、ナックル合戦から安納がフィッシャーマン。ここで茉莉にスイッチ。茉莉がナックルから側転エルボー。しかしここで志田が茉莉、安納をを捕らえるとコーナーに押し込む。一人で二人を攻撃していく志田。ここで高瀬にタッチ。高瀬と茉莉がナックル合戦。茉莉がミドルキックに決めるも、高瀬の劣勢と見た志田がカットに入る。
 ここで志田&高瀬のダブルドロップキック。さらに志田がカナディアン式に持ち上げると高瀬がこれを引き継いで持ち上げ、カミカゼへ。しかし安納も体を入れ替えると、四者入り乱れる。ここで茉莉と安納がダブルのスパインバスターを志田と高瀬に決める。このチャンスに茉莉がランニング式のキックへ。しかしハイキックは空振り。ここで志田のニーによるアシストから高瀬がスクールボーイもカウント2。それでも、ここで茉莉が冷静に対処し、高瀬に対してミドル、足へのキックとつないで追い込むとカンパーナへ。これが決め手となり、高瀬がギブアップ。四者入り乱れた攻防を制したのは茉莉だった。

<「Blossom Night Fever」スペシャルタッグマッチ60分1本勝負>
○下田美馬 里歩
 13分56秒タイガースープレックスホールド
真琴 ●結奈

 セクシーを極めたい結奈の前に、日本・メキシコと股に賭けるセクシークイーン・下田が現れた。下田の登場によりいつものREINAとは違った空気が支配するリング上。結奈は即座に反応し、下田のもとへにじり寄ろうとするも、ソフト今井が阻止。それでも結奈はお尻を振り振り意識する。
 先発は真琴と里歩。腕の取り合いから、結奈へスイッチ。ダブルで腕を取り、「がんばREINA」ポーズ。真琴がヘアホイップに狙うが里歩が側転で逃げる。ここで結奈と下田。結奈は喜びのあまり、お尻をふるわせる。まずは手四つから結奈の手を踏みつけた下田。ルーダ殺法が全開する。しかし結奈もコーナーに追い詰めると真琴が背後から捕らえ、お得意のセクシー前進。しかし残り50センチとなったところで顔面をけられて阻止される。下田はここでキャメルクラッチに捉える。これを逃れた結奈が往復ビンタ。真琴にタッチすると、下田は「お前がちゃんとしつけないからだ」と八つ当たり。そして里歩とのクロスライン。しかし体を入れ替えた真琴は里歩にタランチュラ。コーナーに追い込んだ真琴&結奈がダブルの踏みつけを見せる。さらに結奈がケツバット。これを逃れた里歩がニーを連打。これをボディスラムで返した結奈が真琴にタッチ。真琴がスピアーからニーを落とす。
そして人間風車を決めるも、里歩もノーザンライト。畳み掛けるようにボディアタックを決めるもカウント2。そしてトップロープからのフットスタンプ。
 再び下田が登場し、顔面蹴りを決めていく。しかし真琴も二段蹴りで返す。さらにWWニー。そしてブレイジングチョップからブレイジングキックとつなげるもカウント2.結奈にタッチ。結奈がドロップキックから雷電。そしてミサイルキックを連発。これをかわず落としで切り返した下田がジャベに決めるも、真琴がカット。ここで真琴がスピアー。里歩も割って入り、二人は場外へ。リング上は下田と結奈に。タイガーを狙う下田だが、結奈は丸め込んでカット。しかし再度、下田がバックに回ると貫禄のタイガースープレックスでフォールを決めた。最後は下田自らは結奈に握手を求め、結奈の健闘をたたえた。

「はじめての下田さんどうでしたか」と問いかける真琴に「めっちゃこわかった~。セクシーだったけど」と応える結奈。真琴は「結奈さんも下田さんみたいに怖くてセクシーな人になれるようにがんばってください」とエールを送った。

 そして最後に「今日は朱里さんや成宮さんがいなくなって私がトップになってから1年です。自分ではどれだけREINAが変わったかはわからないけど、茉莉、結奈、泰里、残ってくれた3人に、私はこれまで経験したいろんなことを、この3人にも味あわせて上げたい。それが私の原動力です。私はREINAの人たちのために命を燃やします」と宣言した。
 真琴にとって区切りの1年、そしてこれから。真琴のREINAはこれからも続く。

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