26日、新日本プロレスのシリーズ「Road to SAKURA GENESIS 2017」第2戦が後楽園ホールにて行われた。4・9両国国技館に向けての前哨戦が繰り広げられるシリーズとなる。

　メインでは、IWGPヘビー級戦の前哨戦として、オカダ・カズチカと柴田勝頼がタッグ対決。両者は、試合権利があろうとなかろうとやり合うモチベーションを見せる。より気合いが乗っているのは柴田ということか、オカダは柴田にレインメーカーをかわされ、スリーパーで落とされそうになるなど苦戦。最後は自身がフロントキックで場外に追いやられた直後に、パートナーのYOSHI-HASHIが柴田のPKで沈んでしまう。

　この勝利に気をよくしたのか、柴田はオカダにマイクを握るよう挑発。オカダは柴田の新セリフを逆手にとって「根性だけで獲れるほど、このベルトは安くねぇんだよ！」と言い放つ。されど柴田は「第一に大事なのは根性だよ。両国、男の根性見せてやるよ。だから、オカダの根性見せてみろ」と締めてみせた。ニュージャパンカップからお目見えした新セリフ「男の根性見せてやる」が後楽園初上陸となったわけだが、タイガーマスク主題歌ヒントのスポ根テイストは新鮮な空気をもたらした。

　セミファイナルでは、ジュース・ロビンソンがSANADAに勝つ殊勲。この結果に内藤哲也が怒ってジュースへの制裁がしばらく続いた。余韻なく終わることをヨシとしなかったのか、それとも何がしかの感情が炸裂したのか。勝者を袋叩きというのはあまりないシーンではあった。

詳細版は週刊ファイト4月6日号新日後楽園WM鈴川真一NEWラウェイAnimeJapan才木玲佳W1林和広に掲載されました。

■新日本プロレス「戦国炎舞-KIZNA- Presents Road to SAKURA GENESIS 2017」
日時　2017年3月26日(日)18:30
会場　東京・後楽園ホール　観衆1,743人（超満員札止め）

＜第1試合＞
○バッドラック・ファレ
　　1分14秒　グラネード⇒片エビ固め
●岡倫之

＜第2試合＞
TAKAみちのく
○エル・デスペラード
飯塚高史
　　10分38秒　ギターラ・デ・アンヘル⇒体固め
●川人拓来
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー

＜第3試合＞
●デビッド・フィンレー
ハンソン
レイモンド・ロウ
　　9分10秒　ラリアット⇒体固め
真壁刀義
○小島聡
天山広吉

＜第4試合＞
タイチ
○金丸義信
鈴木みのる
　　11分56秒　ディープインパクト⇒片エビ固め
●外道
邪道
後藤洋央紀

＜第5試合＞
●チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
ケニー・オメガ
　　12分46秒　横入り式エビ固め
バレッタ
○矢野通
石井智宏

＜第6試合＞
高橋ヒロム
BUSHI
EVIL
●SANADA
内藤哲也
　　12分16秒　パルプフリクション⇒エビ固め
KUSHIDA
田口隆祐
中西学
○ジュース・ロビンソン
棚橋弘至

＜第7試合＞
永田裕志
○柴田勝頼
　　17分39秒　PK⇒エビ固め
●YOSHI-HASHI
オカダ・カズチカ

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