初代タイガーマスク3位、藤波辰爾は圏外~無念!ゴールデン放送予定のテレ朝『プロレス総選挙』12時13分からに

 まさかの日付越え! もとは日曜夜ゴールデン放送予定だったテレ朝『プロレス総選挙』が、野球WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の4時間46分の死闘のために電子の番組表も延長、また延長となり、WOWOWのエリック・クラプトンが終わっても、まだテレ朝は延長タイブレークの中継をやっているという、プロレスファンにとっては悪夢の展開に。
 ようやく12時13分から始まった録画中継は、制作班が別だから一緒にしてはいけないものの、2月19日(日)に放送された『ワールドデンジャーインタビュー』のレジェンド・レスラー・セグメントが余りに酷い出来だったので心配されたお茶の間へのプロレスの紹介の仕方だが、今回はまぁまぁ考えて作ってあった。オカダ・カズチカや棚橋弘至にも時間が与えられていたから、合格点だったのではなかろうか。つくづく、深夜放送になってしまったのが残念である。
(C)テレビ朝日

 一般ファンを集めた代々木第二体育館での録画収録から、アントニオ猪木が1位というのは武藤敬司までもが大阪のトークライブでばらしてしまう有様で、そこには誰も驚かない。例によって、モハメド・アリ戦が「名勝負」に祭り上げられ、「世界で14億人が見た」という嘘が、100回言ったらいつのまにか真実にすり替わっている典型なのはご愛敬として、今回の投票の業界関係者間の最大の関心は、タイガーマスクが2位になるのか否かだったものだ。しかし、丸藤正道が「最後の弟子だから」と、三沢光晴とは言わずにジャイアント馬場が1位と言わせたクリップの放送が意味深なように、馬場さんが2位だった。「ガチ投票」を謳ってながら圏外の発表もなく、力道山の扱い含めて新旧選手のバランス配慮があったのではないかと推測が飛び交っていたのは仕方がない。
 なお、スイーツ真壁刀義が19位というのは1万人のサンプルを思えばお茶の間目線で順当だが、藤波辰爾は20位のランキングに入らなかった。

詳細分析版は金曜17日発売『週刊ファイト3月23日号』に収録されます。

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