松本都が出家!新興宗教崖のふち教設立~アイスリボン787蕨

 2月25日のアイスリボン道場マッチにて、出家を宣言した松本都が大会後に緊急会見を行った。

都「私、松本都は本日をもって出家いたします。そして宗教団体を旗揚げいたします。そして宗教戦争を行いたいと思います。その為に宗教戦争の日程を発表させ頂きます。『新興宗教崖のふち教 旗揚げ集会』、日程は2017年3月17日金曜日、19時30分開教となります。19時15分に整列開始となります。場所はこちらのアイスリボン道場となります。ゆくゆくは私の宗教の道場としても使わせて頂けたらとプランを組んでおります。お布施はお一人様3,000円となっております。3月4日の租税プロレスの興行がアイスリボンであるようですので、そちらから集金を開始させて頂けたらと思っております。この旗揚げ集会の戦争の対戦相手を発表させて頂きます。新興宗教・崖のふち教旗揚げ集会、松本都vs宗教法人マラヤとなります。記者会見は以上となります」

――出家することになったきっかけは?
都「前々からプロレスで悩んだりする事もありまして、何か信じられるものが欲しいなと思っていたんですけど、今日、後輩に負けたという事が凄くショックで、もう人前に出たくないと思ってしまったので。あっこのタイミングかなと思いまして、崖のふちを”科学”したいなと思うきっかけが今日でしたね。」

――宗教とかにすがるタイプには見えないんですが。
都「そうですか?すがる事は今までは無かったですが、自分が教祖となる事になりますので。新興宗教を自分が開くというものなので、すがってもらう立場にこれから私はなって行くんだと思います。それがこの17日だと思います。ただ信者の方とか、幹部の方とか、これから入って来るかもしれないので、どうなるかはわからないので、そうなりましたら、(立ち場が)逆転するかもしれないです。」

――教えとか宗教としての特長は?
都「私の脳内の中にしか無いものなので、この旗揚げ集会でそれを見せられたらと思います。」

――旗揚げ集会は重要なものだと。
都「重要です。プロレス界のみならず芸能界もそうですし、日本全体に影響を与える日になると思います。対戦相手の方もかなりオファーが難航しましたが、先ほどまとまりましたので。」

――相手はどのような方ですか?
都「宗教法人マラヤという女性2人組の宗教団体になります。プロレスラーでは無いです。プロレスラーではない方と当たるのは初めての試みです。」

――ちなみに芸能界で、清水富美加さんの出家話題が出てますが…。
都「そんな方がいらっしゃるんですか? 今、初めて聞きました。ちょっとニュースとかあまり見ないので。シンパシーを私に感じて下さっているんですかね、その方は。すいません勉強不足で。検索して、この日来て頂けそうでしたら、これからオファーしたいと思います。」

――集会当日に行われるマラヤさんの対戦はプロレスの試合では無いということですか?
都「プロレスの試合ではないです。宗教戦争です。新興宗教崖のふち教対宗教法人マラヤ、こちらの宗教戦争です。」

――1vs2で行う?
都「それまでに信者の方とか幹部の方が増えたら話は別ですが。今のところはそうなります。」

――勝敗に関してはどうなるんですか?
都「それは本当にやってみないと分からないで。勢いで今日は発表してしまった事で、勢いでオファーしてしまったので。」

――勢いで決めたと。
都「何事も勢いです。今までの崖のふちプロレスという団体をやっていましたが勢いだけでやってました。その場の思いつきですね。」

――宗教をどう広げていきたいですか?
都「この旗揚げ集会を見に来て頂いたお客様を1人残らず入信させたいと思っております。集会をやる度にねずみ講のように信者の方が増えていくというプランになっております。皆様も入信をお待ちしてますのでお願い致します。」

■ 新興宗教崖のふち教 旗揚げ集会
日時:2017年3月17日(金) 19時30分開教(19時整列開始)
場所:アイスリボン道場/レッスル武闘館
お布施:3000円
(整理番号付。当日500円UP)
※3月4日の租税プロレス会場売店より集金開始致します。

全対戦カード:
松本 都(新興宗教崖のふち教 教祖)
vs
宗教法人マラヤ(鎌田紘子、美月リカ)

お布施受付:
①教祖参戦試合会場売店
②氏名、枚数、連絡先電話番号、住所を明記の上、教祖宛にEメール(件名「崖のふち教」と記載)
miyacocoアットマークjnet.or.jp

主催:新興宗教崖のふち教 miyacocoアットマークjnet.or.jp

■ アイスリボン787
日時:2017年2月25日(土) 18時00分試合開始/17時30分開場
会場:アイスリボン道場 観衆:131人(超満員札止め)

【入場式】
 当初予定されていたハム子&都vs235&うのが、ハム子が体調不良の為の欠場で、前説でも「通常なら絶対に組まない危険なカード」と紹介された都vs.235vs.うのトライアングルに変更された。しかし入場式で都がマイクを奪うと試合カードの変更に納得がいかないとアピール。客席に向かって「お客様の中にプロレスラーの方、いらっしゃいませんか?」と呼びかけ、保険の営業で来ていた趙雲子龍を発券するとハム子の代わりに試合をしろと要請。「嫌だ」と頑なに拒む趙雲に「ハム子のコスチューム貸してやるから試合しろ!試合しないなら、お前の●●●生命の保険、アイスリボン全員解約させるぞ」と脅し、趙雲は泣く泣く要求を受け入れる事に。
 準備があるからと、試合順も当初の第1試合から第2試合に変更し、第2試合で予定されていたもちvs.雪妃を第1試合に変更すると、さっさと控室へ。組み合わせを決めずに控室に帰ってしまった都に代わり、本日藤本の欠場のために大会を任された世羅が「都さんは、趙雲さんと組みたいと思っているだろうから」と都&235vs.趙雲&うののタッグマッチにする事にした。

<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
◯もちハム子(宮城もち)
 7分28秒 メタボリックサンド⇒片エビ固め
●雪妃真矢

 急遽、第1試合に変更された2人のシングル戦は昨年9月17日アイスリボン755以来の5か月ぶり。もちは欠場となったハム子のコスチュームで入場すると、この日限定のもちハム子のリングネームで試合に臨んだ。途中にハム子のムーブを取り入れるなど1人で2人分のファイトを展開した。雪妃の蹴りに苦しむも、最後はメタリックサンドを決めカウント3を奪った。
 試合後、敗れた雪妃は「私、もちさんと一番試合してると思うんです。毎回、同じ事を言っているけど、やる度にもちさんとシングル楽しいなって思うんです。なんですけど勝てねえ。勝てるようになりたいです」。もちは「もちハム子で~す。今日はハムさん、松本都を引っ張るって頑張ろうとしていたんですけど、体調崩して欠場という残念な結果に終わってしまって、ハムさんの分も頑張ろうと思ったけど、趙雲!(この日ハム子のコスチューム着用の趙雲に向かって)お前、被ってんだよ! お前の方が面白いに決まってんだろう! 私の事食うなよ! そして、今日はユキとシングルマッチで、私もユキとシングルマッチをするのが楽しくて、私は戦って行くのもいいんですけど、もし機会があれば、らぶりーレボリューションという事でタッグ組んでも良いなって思ったりしているんです…そんな目で見んなよ(と世羅に)」と、雪妃とのタッグ結成を希望した。

<第2試合 タッグマッチ15分1本勝負>
●松本都 235
 10分16秒 スクールボーイ
趙雲子龍 ○松屋うの

 急遽、試合をする事になった趙雲は、ハム子のコスチュームにジャージで入場。自ら提案したカード変更にやる気満々の都とは対照的に早く試合を終わらせたい様子で、嫌々試合に参加する。途中、うのをラクダ固めに決めた都に「セクシーポーズしろ」と言われ、観客のコールに意を決してリングインした趙雲はハム子のセクシーポーズを真似るが「なんで俺が味方(のうの)にこんな事しなきゃいけないんだ」と、その理不尽な都の要求に怒り心頭。
 試合をさっさと終わらせようと都に猛攻を仕掛ける趙雲だが、都は趙雲のジャージを脱がそうとし、趙雲のリズムを狂わせる。都有利かと思われたが、試合は235が趙雲を場外でけん制する間に、うのを捉えた都がみやここクラッチ。しかしこれを切り返したうのがスクールボーイ。これがガッチリと決まってうのが大逆転のフォール勝ち。先輩の都に直接フォール勝ちしたうのは大喜び。一方の都は発狂寸前の表情で淳一レフェリーに猛然と抗議するが認められず。試合後うの「今日は急なカード変更があり、趙雲さんと組ませて頂きました。趙雲さんのおかげで、今日はミラクルが起きて都さんに勝つ事が出来ました。今、乗りに乗っている松屋うのです。ガンガン頑張って、先輩たちを見返したいと思います」と笑顔でコメント。
 趙雲は「(ハム子調で)皆さん、ハーイ!え~働くという事はとても大変な事で、世の中にはこういう色んな乗り越えなければいけない事があると思います。皆さん、今日も一日お疲れ様でした。よりによって最終週。ここに来たお客さんは、こんなすね毛の生えたおじさんの写真を撮りに来たわけではないのに。申し訳ありませんでした。ということで、次回はこのようなことはないように、月末に仕事に来ないようにします」とサラリーマンの悲哀をちらり。
 235が「急なカード変更で都さんの足しか引っ張れなかった。すいませんでした」と都にあやまるも、うつむいたままマイクを手にした都は泣きながら「今日は無理を言って、カード変更までしてもらったのに、後輩から3カウントを取られてしまって、本当はこうして皆さんの前に顔を出しちゃいけないんですけど。情けない気持ちでいっぱいです。つっかもハム子さんも美央さんも千春さんもいないから、好き放題にやったバチが当たったんだと思います」と語ると立ち上がり、「悲しいんですけど、でも、その中で決めたことがあります。今日、負けてしまいました松本都は、本日をもって出家します。そして宗教団体を旗揚げします。宗教戦争を起こしたいと思っています。皆様、今までありがとうございました」と控室へ。騒然とする観客。一体に都は何を言い出したのか? 出家の真意は大会後に、マスコミを強制的に集めて行った記者会見で明らかになった。

<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
つくし ◯柊くるみ
 10分19秒 ダイビングボディプレス⇒片エビ固め
長崎まる子 ●テキーラ沙弥

 3月26日後楽園ホール大会でリボンタッグへの挑戦が決定しているつくし&くるみだが、リボンタッグ王者の水波&大畠のアビットリバルが、桜花&宮崎のオーバー・サンの挑戦を受けることになり、WAVEの3月12日仙台大会の結果如何でチャンピオンが変わる可能性が出てきた。しかし、ベルトを巡る騒動にもつくし&くるみに動揺はない。
 この日、コスチュームを新調したつくしはいつもどおりのハードヒットと飛び技を連発し、くるみは圧倒的なパワーで試合を支配。最後はコーナーに上がったくるみの肩の上からダイビング・フットスタンプをつくしが決め、続けてくるみがダイビングボディプレスを決めての圧勝。THIS IS ICERIBBONの持ち味がしっかりと出た一戦だった。
 試合後「THIS IS ICERIBBONはまだまだ高すぎる壁でありました。そして趙雲さんのサポートありきとはいえ、うのが都さんから3カウントを取ったという事実が自分の中ですごい衝撃的。自分は都さんに次勝つ予定でいたので、まさかうのに先を越されるて・・・もっと頑張ります」(沙弥)「戦うことがあって沙弥さんの成長を感じていたんですけど、組んでみてすごく助けられた部分がありまして、これから先も組むことがあったら。THIS IS ICERIBBON、でっかい壁ですけど、いつか倒しに行きますので、そのときはまた戦って下さい」(まる子)と語る若手2人に「まだまだ負けてられないんです。またいつか当たるかは分からないけど、当たった時はまたぶっ潰して粉砕したいと思います」と返したくるみは「WAVEさんでなんかリボンタッグでごちゃごちゃあったんですけど、自分とつくしが後楽園ホールのタイトルマッチを勝って、ベルトを巻いて、いろんな壁になりたいと思います」と胸を張った。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
◯世羅りさ 尾崎妹加
 12分33秒 ダイビングダブルニードロップ⇒片エビ固め
●弓李 山下りな

 3月26日後楽園ホール大会でICE×∞王座戦を行う世羅vs山下の前哨戦に、下剋上タッグを結成している弓李と妹加が「タッグとして切磋琢磨していくために対戦する必要がある」と対角線に分かれた事で行われたタッグマッチ。山下と弓李がプロレスラーとして同期であり、一方の世羅と妹加は専門学校の同期という同期対決になった。
 弓李vs妹加でスタートした一戦は妹加がパワーで弓李を吹っ飛ばせば、弓李はグランド技へと誘い込み、両者譲らず。さらに山下と妹加の迫力ラリアット合戦、世羅に対して腕への関節技を駆使して、あと一歩まで追い込んだ弓李の善戦と、目の離せない攻防を展開。世羅と山下の前哨戦も熱かった。
 最後は世羅が妹加との合体技から弓李にダイビングダブルニーを決めフィニッシュ。前回の前哨戦の借りを返した。試合後、弓李「久々の山下さんとのタッグ、嬉しかったです。今日は下剋上タッグ対戦という事で、今日の経験をバネにして伸びていこうと思います。これからもお互い、切磋琢磨していけたらなあ」と妹加とのタッグ継続を宣言。
 山下は「世羅に呼ばれたので参戦させて頂きました。弓李さんと久々に組め、初めて尾崎さんと対戦だったんですけど、ラリアットの打ち合いがすごい楽しかったです。絶対負けないので、またぜひ試合組んで下さい。あと次、いつ呼んでくれるの?」と世羅に次の前哨戦を要求。世羅が「お前が次、東京に来る日、分かってんだよ。3月5日(WAVEの)新宿FACEでしょ? その日、来れるんじゃない?」と打診すると山下も「行ける。行く!呼んでくれてありがとう。3月26日にアイスリボンの(後楽園の)トリで世羅とタイトルマッチしますのでよろしくお願いします」と話を締めようとするが、世羅が「まだメインって決まったわけじゃないんだよ。今日のアンケート、私たちの方をメインって書いて下さいって、お願いしろよ」と1年先輩らしく上から命令。素直に「お客様の投票にかかっております!是非シングルマッチにご投票お願いします」と声を張る山下に満足気な世羅。
 妹加が「初めて山下さんと対戦させて頂きました。私もラリアット合戦楽しかったので、また機会があれば宜しくお願い致します。あと弓李さんとの下剋上タッグをもっともっと良くしていく為に組んで頂いた試合で、沢山得るものがあったので、これからも下校上タッグ、もっと上を目指してお互い頑張って行きましょう」と弓李に向かって笑顔で応えた。

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