カタリン・モロサヌ豪快KO勝利!8・2『Superkombat World Grand Prix 4』

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 2014年8月2日にルーマニアで『Superkombat World Grand Prix 4』が開催された。GLORYが北米進出に専念しており、K-1がMAX決勝戦をタイで行なうなどアジアにシフト、バダ・ハリをエースに据えたGlobal Fighting Championshipがドバイを本拠地にしているという状況の中、欧州最大のキック大会はこのスーパーコンバットと言っても過言ではないだろう。

 今大会はトーナメントではなく、ワンマッチ中心のカード編成で、エース格であるカタリン・モロサヌ、セバスチャン・チオバヌが揃う事になった。モロサヌは、チェコ・プラハで行なわれた『Gibu Fight Night』でトマス・ハロンに判定負けを喫している為、再起戦となる。欧州のブンブン丸と言われる思い切りのよいファイトをする人気選手だけに、KO勝ちで復活したいところだ。

 メインイベントの前には、なんと元K-1王者、レミー・ボンヤスキーが来場して挨拶を行なった。
そしていつも通り、ニュージーランド先住民マオリ族、戦いの前の踊りハカで入場してきたモロサヌは、対戦相手のジャニス・ストフォリディスと睨みあう。そしてゴングが鳴らされた。いつも通り腕をブンまわして突進するモロサヌだが、真正面から打ち合う事を避け、徹底的に顔面ガードを固めて、足を使って逃げ回るストフォリディスをなかなか捕える事が出来ない。しかし2Rに、まもりを固め続けるストフォリディスにレフェリーから注意が与えられた直後、モロサヌがストフォリディスをロープ際に追い込みパンチラッシュ。左フックが命中しストフォリディスが崩れ落ちるようにダウン、モロサヌが期待に応えて豪快なKO勝利で見事に復活となった。

 試合後、ボンヤスキーからも祝福を受けたモロサヌは、9月の大会にも出場予定。スーパーコンバットは遂にルーマニアを飛び出し、オランダで大会を開催する事になっており、エースとしてオランダに乗り込むようだ。

 また、スーパーコンバット3大エース(もう一人はラウル・カティナス)であり、ドラキュラの異名をもつセバスチャン・チオバヌは、ドイツのニコライ・ファーリンと激突した。激しい殴り合いを展開した両雄だが、2R以降、押していたチオバヌが判定勝利。これでドローを挟んで連勝となった。

SUPERKOMBATオフィシャルホームページ

■ Superkombat World Grand Prix 4
日時:2014年8月2日
場所:ルーマニア

<メインイベント ヘビー級>
○カタリン・モロサヌ
 2R KO
●ジャニス・ストフォリディス

<スーパークルーザー級>
○アナスタシオス・カラギアニデス
 判定
●ウラジ・グリゴレ

<ミドル級>
○クリスチャン・ミリア
 判定
●チェニック・カンクルトラノグル

<スーパークルーザー級>
○セバスチャン・チオバヌ
 判定
●ニコライ・ファーリン

<ミドル級>
○アマンシオ・パラシェブ
 判定
●マダリン・クラチニカ

<ミドル級>
○クラウデオ・ボドイ
 2R KO
●アレキサンドル・ポペスク

<スーパーミドル級>
○アレックス・フリップ
 1R KO
●ローマン・パラマー

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