[ファイトクラブ]なぜ日本はWWEに大差の年商をつけられたのか?~TV環境考

[週刊ファイト2月23日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼なぜ日本はWWEに大差の年商をつけられたのか?~TV環境考
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・北米のケーブル放送事情と1・4東京ドーム1%台視聴率の課題
・ヒジで切り裂く2・12Knock Out堪能 BLADEはなぜポシャたのか?
・新日2・11大阪府立超満員!高橋ヒロム-ドラゴン・リーの問題点

―― 先週号で速報している通り、WWEの年商が$729.2百万ドル、邦貨にしたら現在のレートで830億円という、日本との格差がとてつもない現実がすっぱ抜かれています。

オフレコ 最新のレスリング・オブザーバー2月20日号に、詳細な財務分析が掲載されている。いかにしてWWEは売上を伸ばしてきたかという。やはりテレビ放送権料なんだなぁ。本誌では自動車レースのフォーミュラ・ワン(F1)が、UFCズッファ社身売り2倍額の80億ドル値札がついたことを分析してきたけど、これも同じく莫大なテレビ放送権料が見込めるから、それだけ払っても価値があるという。

―― ところが、日本はケーブル放送が普及しなかった。今でも地上波と、CS放送の間にはきわめて大きな格差があって、我々のように必要としているのは一部のこと。いわゆる一般家庭を基準に考えたら、見てないとか、知らないほうが圧倒的な多数派になってしまう。なにしろ、BS放送すら見てない家庭が多くて、仮にケーブルのコンセントが一つしかなくとも、分配器でわけたら受信できることを知らないままという。

オフレコ 確かに意外と、NHKだけでなくBS-フジとか、BS-TBSというチャンネルの存在を知らない方が少なくない。BS-TBSの『Song To Soul』という音楽番組では、ローリング・ストーンズの最新作‘Blue & Lonesome’の制作過程を老人メンバーのインタビューで解き明かしていたけど、「それどうやって見るんですか」、みたいなリアクションが必ず起きる。

―― 要点を整理すると、プロレスというのはある小さな照準グループにとっては、非常に熱心にフォローされるジャンルだけど、いわゆる地上波のお茶の間大衆からしたら、大きな数にはならない小宇宙だと。だから1・4東京ドームを同夜に二アライブ中継しても、1%台にしかならない。

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