地下プロレスに君臨する格闘一族「ロゴスキー家」、その血塗られた歴史が本書で明らかに――！

　18世紀のフランス暗黒社会に端を発し、阿片戦争下の香港や、禁酒法時代のアメリカでも、まったくの秘密裏に行われてきたといわれる究極のアングラ格闘文化、それが「地下プロレス」である。その地下プロレスが2008年夏、世界屈指のゲイタウン・新宿二丁目『BAR EXIT』にて日本初上陸を果たし、昨年8月16日の『EXIT-20 CORONA』にて1周年を迎えた。
　この日澤宗紀から“地下の至宝”WUW（World Underground Wrestling）王座を奪い返したジャガー・ロゴフスキー。かの『空手バカ一代』で紹介された、フランス地下プロレスに君臨する帝王イワノフ・ロゴスキーの孫であり、父イワノフJr.は地下組織WUWの会長である。試合後なんと彼の口から直接、ロゴスキー家の呪われし歴史が重々しく語られた。世界地下格闘史を揺るがす衝撃的事実の数々が、本書にて初公開される。

　一方“愛欲の街”の新聖地CORE STADIUMでは、“地下のハルウララ”入道に「地獄の五人掛け」が強いられ、観客が恐怖のドン底に叩き落とされた（9・6『EXIT-21 CORE:E』）。しかし最後まで心折れなかった入道の敢闘精神に心を動かされた富豪2夢路は、入道と“夢道師弟コンビ”を結成（10・11『EXIT-22 CORE:F』）。本書では、地下で生まれたこの感動劇場も完全追跡。
　絶対王者の一族から、連敗男のあすなろ物語まで。地下には、様々な人間模様が交錯している。

責任編集／『ファイト！ミルホンネット』デスク・植松晃一

【別冊地下プロレス2009・第四巻インデックス】
●“暗黒の一族“の誇りを取り戻した…地下王座はふたたびジャガー・ロゴフスキーの元に！　8・16地下プロレス『EXIT-20 CORONA』
●入道、地獄の五人掛かりに虫の息…“怖いプロレス”が地下に現出した!!　9・6地下プロレス『EXIT-21 CORE:E』
●異例の選手数に空前の動員――新宿に根付いた“闇の渦”が大盛況を生んだ!?　10・11地下プロレス『EXIT-22 CORE:F』

★併せて読めばもっと楽しめる！

別冊ミルホンネット『地下プロレス大全　過虐帝国2009　第一巻　異酷』
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全　過虐帝国2009　第二巻　呪縛』
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全　過虐帝国2009　第三巻　解禁』
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全　誰か教えてくれよ2010　第一巻　密白』
週刊マット界舞台裏'09年12月31日号〜12・10 地下プロレス『EXIT-27 VILAX:B』〜『EXIT-25 CORE:H』
週刊マット界舞台裏'09年11月26日号〜11・15 地下プロレス『EXIT-23 VILAX:A』〜『EXIT-24 CORE:G』
週刊マット界舞台裏'09年10月29日号〜10・11 地下プロレス『EXIT-22 CORE:F』
週刊マット界舞台裏'09年9月17日号〜9・6 地下プロレス『EXIT-21 CORE:E』
週刊マット界舞台裏'09年8月13日号〜8・2 地下プロレス『EXIT-19 CORE:D』
週刊マット界舞台裏'09年7月16日号〜7・5 地下プロレス『EXIT-18 CORE:C』
週刊マット界舞台裏'09年3月12日号〜3・1 地下プロレス『EXIT-7 KABUKI』
週刊マット界舞台裏'09年4月09日号〜南の果ての街・豪州アデレードで地下プロレス!?