清原・秋山「コリアン札」を切ったK-1が待ち受ける試練

秋山成勲プロ失格〜「クリームを塗った。弁解の余地はありません」
マット界の将来を左右しかねない大事件の緊急ルポタージュ全22ページ
格闘技エンタテインメントの最高峰にしては、投入した巨額の予算の割に乏しい作品しか提供できず、興行としてもメインイベントがきわめて後味の悪いものとなった『Dynamite!!2006』の徹底解明。シュート活字の真髄が登場!

【序文より】
05年は(紅白に出ない)矢沢永吉が一曲バラードを披露していたが、秋山の入場曲を歌う"DIVA"サラ・ブライトマンの大阪ドーム降臨は、交渉が失敗に終る。
資金を用意したFieLDS以下のスポンサー筋が、関西の球団オリックスでいよいよ来シーズンが最期になる大将・清原を、盛大に送り出すイベントとして企画書に同意、清原の応援がデザインされた番組であることをうかがわせた。

☆ FieLDSが主役としたのは清原和博である事実
☆ 「コリアン札」でスポンサーを募った秋山プッシュの全容
☆ 「柔道最高!」も、武士道軽視の「秋山成勲の終焉」
☆ 「ダイナマイト!!」はプレミアム商標価値を維持できるのか
☆ K-1激震「ボブ・サップ失踪事件」と骨抜きメディア

+「秋山成勲vs.桜庭和志戦の裁定に関する結果報告」再録

【本文より】
『ダイナマイト!! 2006』の試合内容に唯一の光明があるとすれば、"小さなヴォルク・ハン"こと所英男と、引退試合を公言していたホイラー・グレイシーによる一戦がそれだろう。
体格が一回り大きなホイス・グレイシー相手に大善戦した一年前の記憶が蘇っただけでなく、所がまるでハンの生き写しのようなアームバーを仕掛けるたびに、判定勝利への確信が深まっていった。
90年代にプロレスを格闘技に徐々に昇華させていったリングスに憧れた青年格闘家の晴れ舞台に、涙が止まらなかったUWFファンは数知れない。
リングスは正真正銘本物であった。
私たちは実証主義「何でもあり競技」の場でも、大団円の完結を見届けたのである。

【推薦:李監督】
桜庭によって告発された「ヌルヌル疑惑」は、秋山のスキンクリームが(故意ではない)反則ということで決着となった。しかし、この結果はたいした問題ではない。この問題の教訓は、亀田問題に続いて「格闘技には常に『ヤオ』という問題をはらんでいる」というファンの認識が根底にあること。つまり、「私はこの格闘技の結果に関して、色んなことをよく知っている」と思われたい人がネット界には多いということだ。

 私の感覚では、その役割はシュート活字か、内部告発情報しかないと思う。したがって、初期ナチスがユダヤ人に対して表明していた感情、すなわち「裕福なユダヤ人がドイツ人労働者を搾取していた」と同様、「彼らは不正を犯している」という格闘技ファンの心理は、病的で異常だと思われる。

 だからといって格闘技ファンを責めるつもりはない。なぜならば人間はそのように出来ているからだ。悔しかったら、ニューオリンズの竜巻き被害の後の「レイプと略奪が横行している」というマスコミの誤報という「実績」に対して反論して欲しい。

【推薦:カクトウログ】
ドライな部分とウエットな部分。不思議な文章を書く人だ(笑)。

清原・秋山「コリアン札」を切ったK-1が待ち受ける試練

商品コード tanakatada010

価格 315 円

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