06年K-1、PRIDE危機と新日崩壊:『マット界の黙示録』

フジテレビDSE放送契約解除…必殺仕掛け人が発端を初公開。
【プロレス・格闘技は死んだのか?】テレビと共に55年―天国への黙示録、ついに完結。
【明るい未来が見えませぬゾ】和泉元彌が「ハッスルマニア'05」横浜アリーナ大会でプロレス・デビュー。HGがインリン様を1、2、3、フォー!とフォール。

●リングス「Millennium Combine」
 
私たちはプロレスのチャンピオンベルトの防衛戦が格闘技ルールで行われ、プロレスラー・田村が格闘家ギルバート・アイブルにKOされ王座が移動するという至上の空間に居合わせる。
信念を持った選ばれし者たち―前田日明の未完の夢は次世代でついに実現した。

リングスのガチンコ転向路線「世紀末合体」(ミレニアム・コンバイン)の第二弾は、ヴォルク・ハンがアメリカの強豪ブランドン・リー・ヒンクルを、腕ひしぎ十字固めでタップアウトさせている。それはハンが実証主義の競技でも"プロレスの神"となったシュート試合だった。

◆01年、経済界の最初のビッグニュースはAOLとタイムワーナーの合併。これがWCWを崩壊に導く。ビジネス界の風雲児テッド・ターナーとプロレスの蜜月は29年間も続いたが、これを機にターナーはプロレス部門などへの発言権を失い、新編成局長はあっさりWCWをカットする決断を下してしまった。マクマーンとともに南部で育った億万長者のライバル物語はこうして幕が引かれた。筆者は同じ日に、UFCの名称や映像の権利が、ニューヨークのSEGからラスベガスの事業主ズッファに身売りされたことも聞いている。ECWの倒産など身売り話も飛び込んできた。

◆01年3月23日、最終回WCWナイトロの冒頭がWWFのRAWとの二元中継になり、そこには勝者=ビンス・マクマーンの姿が両チャンネルで映し出されていた。

☆攻防の理想郷より地上に舞い降りた天使…UWFの勇者
☆UWF対柔術「聖戦・三連戦」〜情感という下僕をつれて
☆アメプロの隆盛と総合格闘技の発展は表裏一体
☆02〜03年大晦日TV興行戦争相関図挿入
☆シュート革命十周年 魔裟斗のK-1 MAX
☆新日主催「アルティメット・クラッシュ」裏の裏
☆納税王ハッスル小川直也 "破壊王"橋本真也急逝
☆"エロテロリスト"最強の05年「私をインリン様とお呼び!」
☆アントニオ猪木=新日本プロレス33年目の終焉

【文化班コラム】「シュート活字」はヤオガチ判定ではない

■エピローグ…「これまでのマット界年表破棄」「当事者側の解釈にだまされるな!」

06年K-1、PRIDE危機と新日崩壊:『マット界の黙示録』

商品コード tanakatada008

価格 315 円

ウィッシュリストに追加する »