(C)ROH
5月に新日本プロレスと合同大会を開催する全米第三のプロレス団体ROHが『レッスルマニア30』に合わせてルイジアナ州ニューオリンズで「SUPERCARD OF HONOR VIII」を開催した。
この大会では、現在ROH世界ヘビー級王者アダム・コールと、負けていないのに王座を剥奪された（怪我で欠場した為、王座剥奪された。その後、王座決定トーナメントでコールが優勝）、俺が真の王者だとリアル世界ヘビー級王者を名乗っているジェイ・ブリスコが王座統一戦を行った。ラダーマッチでコールが勝利し、王座統一。ノンタイトルのシングルマッチや、前哨戦のタッグマッチでは、ジェイ・ブリスコのジェイ・ドリラーでフォール負けを喫していたコールだが、肝心の王座戦では防衛するというNWA系ダーティ・チャンプという風格が出てきた様だ。
そして、日本的には、王座戦よりも注目されているだろう、“ミスター・レスリング”ケビン・スティーンと、マイケル・エルガンのIWGP王座挑戦者決定戦はなんと、スティーンの必殺技パッケージ・パイルドライバーを決めてエルガンが勝利。これでエルガンがオカダ・カズチカに挑戦する事になった。もっとも、エルガンはROHに侵略者が来ると、まず迎え撃つ役目を担っており、最近でもAJスタイルズやカール・アンダーソンがROHに戻ってきた時、真っ先に迎え撃った。それに、ケビン・スティーンは現在、ロドリック・ストロングと共にWWEのトライアウトを受けており、その結果次第でROHを離脱、WWEへ移籍すると語っており（落ちた場合ROHに残留）、そう言う意味でもエルガンの勝利は当然の結果と言えるだろう。
■ ROH「SUPERCARD OF HONOR VIII」
日時：2014年4月4日
場所：アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズ
＜メインイベント ROH世界王座ラダーマッチ＞
○アダム・コール（王者）
ベルト奪取
●ジェイ・ブリスコ（リアル世界ヘビー級王者）
※コールが王座統一
＜IWGP挑戦者決定戦＞
○マイケル・エルガン
ピンフォール
●ケビン・スティーン
＜ROH世界TV王座３本勝負＞
○ジェイ・リーサル（挑戦者）
2-0
●トマソ・チャンパ（王者）
※リーサルが新王者
＜ROH世界タッグ王座挑戦者3WAYマッチ＞
○reDRagon（ボビー・フィッシュ＆カイル・オライリー）
●ハンソン、レイモンド・ロウ
フォーエバー・フーリガンズ（ロッキー・ロメロ＆アレックス・コズロフ）
＜ノ―DQマッチ＞
○マイケル・ベネット
レフリーストップ
●マーク・ブリスコ
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