中野たむがＪＷＰ王者・中森に惜敗も再戦を熱望！

　ファッション雑誌「ＳＯＵＰ」３月号で取り上げられるなど、女性人気急上昇中の中野たむが、ＪＷＰ認定無差別級王者・中森華子に惜敗するも、再度の一騎打ちを熱望した。
　「Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ　ＡＣＴ１５」が２月１２日、東京・新木場１ｓｔ　ＲＩＮＧで開催され、セミファイナルで同団体期待の新星・中野が、シングルマッチで中森にチャンレンジした。前大会の１・１５新木場で、両者はタッグマッチで対戦。中野は中森に敗れたが、その健闘ぶりが認められて、一騎打ちの機会を得た。
　昨年７月にデビューしたばかりの中野だが、ＪＷＰ王者相手に臆することなく、キックを主体に果敢に攻め立てたものの、体格差で勝る中森の牙城はなかなか崩れず。最後はトップロープからのディスティニーハンマーが、中野の後頭部に突き刺さり、無念の３カウントを聞いた。
　惜しくも敗れた中野は「蹴りが重くて、技のレパートリーも多くて･･･。相手はＪＷＰの王者で、キャリアも技術もかなわないけど、私はそういこうこと関係なしに、自分のすべてを全力で出そうと思っていきましたが負けました。私も向こうも蹴りを使ったけど、同じ技では、なかなか対抗できない。もっと技のレパートリーを増やして、絶対にもう１回シングルで闘いたい」と再戦を強く望んだ。

３・５新木場で1年ぶりに復帰の本間が、同期生・万喜と対戦へ

　昨年3月、右ヒザ前十字じん帯断裂及び半月板損傷の大ケガを負い、同5月に再建手術を受け、長期欠場中の本間多恵が、３・５新木場（夜の部）で１年ぶりに復帰することが決まった。
今大会のメーンイベント終了後、リングに上がった本間は、同じ１期生の万喜なつみとの対戦を誓い合い、ガッチリ握手を交わし、一騎打ちが濃厚となった。
　本間は「この１年、誰よりもリングに立ちたいと思っていたのは、この私だと思う。実戦では、差はあると思うけど、その気持ちをぶつけたい。復帰戦は１期生のメンバーとやりたくて･･･。旗揚げ戦（１５年９月）で、なつみに勝ってるけど、その頃のなつみより確実に強くなってるし、成長してると思うけど、そのなつみと闘いたい」と意欲。
　かたや、万喜は「多恵さんは同期でもあり、役者時代からの付き合いで、お姉ちゃんみたいな存在だから、闘えてうれしいです」と話した。

★メーンイベントでは、万喜＆Ｓａｒｅｅｅが、安納サオリ＆真琴と対戦。一進一退の攻防の末、安納がＳａｒｅｅｅのジャーマンで沈んだ。この日２試合に出場した安納は「１興行で２試合は初めてだったけど、緊張感があっておもしろかった」とコメント。
★堀田祐美子にシングルでチャレンジした角田奈穂は、歯を食いしばって食い下がるも、最後は張り手でごう沈。試合後、堀田は「アクトレスガールズも成長してきたけど、できない者もいる。できない者はやめていくしかない。それでもやめなかったのが彼女。その気持ちは、できる人にはわからない。その気持ちがあれば何でもできると思う。できるのは当たり前。できない子は何倍も努力しないと･･･。彼女には『やめろ』と思いつつ、リングで闘えたことはよかった。這いつくばって残ってきたのはうれしいことです」とマイク。
★五十嵐乃愛が、安納を相手にデビュー戦を行うも、サイドバスターで３カウントを奪われた。「始まるまで怖くて怖くて、始まったら何が何だかわからなかった。技という技がないんで気持ちでいくしかなかった。サオリさんは、私ではまだ受けられないだろうと思って、ほかの選手に出すような技を出さなかった。相手の本当の強さを引き出せるような強さを身につけたい」（五十嵐）
★デビュー２戦目の高瀬みゆきは、あきば栞と対戦したが、逆エビ固めでギブアップし、初勝利はならず。
★３・５新木場（昼の部）で、練習生の清水ひかりがデビューすることが決まった。対戦相手は未定。

＜試合結果＞
■「Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ　ＡＣＴ１５」
日時：２月１２日（日）　
会場：東京・新木場１ｓｔ　ＲＩＮＧ　観衆２１０人

＜１５分１本勝負＞
○あきば栞　
　６分５３秒、逆エビ固め
●高瀬みゆき

＜五十嵐乃愛デビュー戦　１５分１本勝負＞
○安納サオリ
　７分３８秒、片エビ固め
●五十嵐乃愛
※サイドバスター

＜２０分１本勝負＞
○堀田祐美子
　８分４９秒、体固め
●角田奈穂
※張り手

＜２０分１本勝負＞
○中森華子
　１１分３３秒、エビ固め
●中野たむ
※ディスティニーハンマー

＜３０分１本勝負＞
万喜なつみ、○Ｓａｒｅｅｅ
　１２分４９秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド
●安納サオリ、真琴

▼電子書籍ジャーナル最新刊！ファイトクラブ会員読めます～クレジットカード決済、銀行振込み対応
週刊ファイト2月16日号オカダみのる札幌達人熱狂JWP泉田純アンデウソン天龍豆まき