[週刊ファイト2月16日号]収録[ファイトクラブ]公開中

▼雪の札幌オカダ鈴木 JWP25周年の終焉 昭和プロレス最強論
　by タダシ☆タナカ+シュート活字委員会
・「寒さからエスケイプ」プロレスの達人後楽園ホール超満員！
・オカダ受け役の究極 みのる40分ドラマ構成 前売り完売IWGP戦
・女子プロ再編とボリショイら全選手JWP退団ニュースの深淵
・WWE年商が邦貨830億円記録！ネットワークは140万3000件突破
・SpikeTV名称変更でベラトールに影響!? ノアとTNA提携発表ウラ
・追悼・泉田純さん死去！「電話がとにかく長かった」

「寒さからエスケイプ」プロレスの達人後楽園ホール超満員！

――　木曜が締め切り、金曜発売サイクルになる本誌としては、すでに火曜締め切り、水曜発売の週プロさんが大量ページでやっている新日の札幌決戦が巻頭なのか、タイミング差重視ならJWP女子プロレスの事実上25周年を迎えての破綻、終焉なのか・・・。

オフレコ　とにかく寒い（電話収録：2月9日）。東京も雪が降ってる。ジャーニーの武道館では、「寒さからエスケイプ」(笑＝アルバム名)という携帯用カイロを配っていた。BABYMETALは光るヘドバン（ネックブレース）が話題になったけど、王道ロックのジャーニー公演に参列するお客は昭和のプロレスファンと被るという主催者の発想に違いない。

――　それでWRESTLE-1名義でなく「プロレスの達人」PRO-WRESTLING MASTERSという大会が、聖地・後楽園ホールを満員にしたんですね。夜6時半開始でなく、7時開始というのも会社帰りのサラリーマンを狙ってました。マスターズシートは15000円。ジャーニーは12000円でしたけど。

オフレコ　昭和は強いなぁ。ムック本も昭和プロレスの企画ばかり。こっちに編集任せてくれるなら、遙かに凄いのが作れるのに、回ってこないからなぁ。電子書籍ジャーナルは、週刊サイクルという制約もあれば、レトロ好きはどうしても紙印刷のモノが欲しい、収集というから、いくら昭和プロレスに強い人材を揃えていても、やはり時事ネタを毎週追いかける必要に迫られる。

――　それにしても武藤敬司プロデューサーは、大箱大会でしか出さないムーンサルトで舞ってましたからサービス精神ですかねぇ。「甦る平成維震軍 スペシャル8人タッグマッチ」を誉めまくっても、有料の情報商材記事にならないという難しい課題があります。

オフレコ　本誌は豪華グラビア9ページ用意したから「見る本」で楽しんで下さいと。でもジャーニー武道館でも、メンバーはイヤモニでマニュピレータ―さんの同期でPAから出す音を拾ってるんだけど、出だしカウントのタイミング間違えたらしくて、「生演奏が合ってない曲があった」と、やる側・作る側の指摘もあった。

――　やる側・作る側からの指摘って、シュート活字の基本じゃないですか。

オフレコ　プロレスの場合は、より生モノ度合が高い。お客さんのリアクションによって順番がアドリブでも変わるから、ミス・スポットもご愛敬だったり、逆にミス・スポットをどうフォローしたかでプロレスが上手い達人かどうかが問われる、単に身体能力だけでない判断力が問われる非常に高度なスポーツ芸術だから。月曜に見て、面白かったから水曜マチネも行ったブロードウェイのショーは、中身はまったく同じなんだけど、プロレスはそうはいかない。67歳の藤原喜明と、74歳のグレート小鹿の絡むカードが17分48秒というのが・・・。段取り覚える気のない先輩たちの懐に入った芦野祥太郎と熊ゴローの立場から試合を見るのが楽しいかと。

オカダ受け役の究極 みのる40分ドラマ構成 前売り完売IWGP戦

――　札幌は雪まつりです。今年はピコ太郎やトランプ大統領が出てます。

オフレコ　故コージー・パウエルも雪まつりに感激してたのに、リッチー・ブラックモア率いるレインボーは1978年の札幌中島スポーツセンター公演で観客が死亡する事故があって、北海道から追放処分やった。

――　それは昭和ロック音楽の話です。プロレス界では雪の札幌というのは、テロリスト藤原とか、そっちに持ってこないといけません。まぁ、それらは入門者用の媒体さんがたっぷりやってるでしょうから、こっちがなぞる必要ありませんけど。

オフレコ　鈴木みのるが、オメガvs.オカダを意識しまくって40分46秒という・・・。
「アホか、こいつら」というのと、「チャンピオン重責攻めばかりが続くオカダ君が可哀想」が大人のファン、あるいはやる側・作る側からプロレスの底なし沼にハマっているツワモノ組の素のリアクションだな。