滋賀県警の吊り天井セクハラにプロレスメディアとして抗議する! 

 TwitterのHOTワード1位に「吊り天井」とあったのでナニゴトかと思ったら、滋賀県警の懇親会で、男性署員が同僚女性に技をかけ、それをケータイで撮影して共有したという、呆れるような、しかし、かけられた側や周囲の良識ある参加者の心中を察するといたたまれないニュースであった。
 
 当コラムを読んでいる諸兄には言うまでも無い事であるが、プロレスの技は本来、お互いがかけ合うという前提の元で、かける側、かけられる側の同意と鍛錬があってこそエンターテインメントとして成立するもので、体力的にも、組織の立場的にも拒否が許されない相手へやれば危険である上、それはセクハラ、パワハラ、暴力以外のなにものでもない。
 まして懇親会という場の勢いとノリによる、拒否を許さない同調圧力の存在で、それを止めるに止められない周囲の気まずさを思うと暗い気持ちにもなってくる。
 そういった、本来明るく楽しいエンターテインメントであるプロレスを貶める様な行為には断固抗議するものである。

 また、プロレス者であれば、こういった行為に荷担しないことは無論、止める勇気を持ちたいと思う。


吊り天井・ロメロスペシャルはフィニッシュホールドにもなる危険な技である。

文責 こもとめいこ♂

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