[ファイトクラブ]シュート活字講座2015①やる側・作る側の理屈とは?宝城カイリvs.里村明衣子~小島聡44歳、凝縮レインメーカー戦@別府

[週刊マット界舞台裏’15年8月6日号][週刊ファイト1月26日号]採録 [ファイトクラブ]先行公開中
      by タダシ☆タナカ

▼シュート活字講座2015① by タダシ☆タナカ
 やる側・作る側の理屈とは?宝城カイリvs.里村明衣子~小島聡44歳、凝縮レインメーカー戦@別府
・落語の構成と同じくメインの試合は14分を軸に組み立てられる
・G1クライマックス星取進行~現場監督がどれだけ大変な職務か
・TV東京ROAD TO UFC JAPAN~フジテレビ清原邦夫と大晦日
 

2015年7月、日米プロレス格闘技界で起った重大事件を受けて、週刊ファイト故・I編集長譲りの底なし沼を徘徊する大人の楽しみ方を指南しつつ、裏ネタ満載となり好評だったシュート活字講座2015①を採録。

 現地時間6・17夜のチャールストン銃乱射後遺症の人種差別問題恐怖政治が続くなか、7・24夜WWEが突如業界の象徴ハルク・ホーガン解雇を発表、Webサイト記録抹消を行った。
 格闘技界は9・27UFCさいたまスーパーアリーナ大会を目指し、TV東京で『UFC ROAD TO JAPAN』が毎週放送中。PRIDEの佐藤映像制作、三崎和雄らの出演するHALEOのサプリメント広告が入り、8人トーナメント一回戦の大尊伸光 vs. 廣田瑞人戦が7月27日、月曜深夜1時から放送解禁。ジョシュ・バーネットも加わり神マッチメイクが進行中だ。
 毎月の後楽園ホール開催路線を打ち出したスターダムが夏休み期間の本番、日曜昼7月26日後楽園ホール大会を開催。里村明衣子が22分27秒、デスバレーボムで宝城カイリから赤いベルトを奪取。これで高橋奈苗を追い出し、里村との(ひとまず)半年の契約も起動にのり、エース紫雷イオのお膳立てが整い世IV虎事件を乗り切った。

落語の構成と同じくメインの試合は14分を軸に組み立てられる

 メインの試合は14分を軸に組み立てられる。フットボールのクオーター、運動選手が休みなしに動き回れる限界と、ストーリとしての枕があって、起承転結、オチまでは、聖なるLIVE空間で時間尺とともに明治時代には完成系を見たとされる「落語」の構成とも一致する点がミソだ。間違いなくスポーツであり、エンタメ興行にも違いない。前座、中座、高座はダブルメインで売る場合もある。スターダムの夏本番は、紫雷姉妹最後のタッグ見納めと、里村-宝城の赤いベルト戦であった。
 落語もまた、基本は14分で兄弟子に繋ぐが、真打は時事ネタも足して奇しくも20分超えになる場合がある。多くの方が勘違いしているが、20分+はお客さんの集中力の限界を試すのであって、やる側に30分、一時間は問題があるわけではない。しかし、そこまで興味は持続しないのが大半のエンタメ集中力の限界なのだ。
 里村-宝城、長くやってくれとの命題だったなら、当然やれる二人であることは誰もがわかっている。実際、前回が30分時間切れ結末だった。もっとも北側を潰したステージ上でデスバレー落とす激しい30分をクリアしたとはいえ、いよいよ今度は映画監督が編集室で(実はミスもあったのに)うまく余計な部分を削って順番をさらに練って名作に仕上げる。映画は編集室で作られるとも言われるが、本当は遥かにさらなるスタミナと集中力が要求される凝縮版挑戦回なのだ。

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