棚橋はトドメを刺されたのか!? プロレス大賞MVP内藤が完勝、オカダは東京ドーム史上最長46分45秒でケニーを返り討ち

 4日の新日本プロレス東京ドーム大会は、主催者発表の観衆で昨年の25,204人を上回る26,192人が見守る中での開催となった。

 期待度ナンバーワンのセミファイナルは、2016年のプロレス大賞MVP内藤哲也が棚橋に完勝。内藤は「トドメを刺す」との宣言通りに、棚橋を完全に下し、まるで第一線から去る棚橋の功績に敬意を払うかのように会釈をしてみせた。この日のビジョンは“目玉”をかたどったものだったが、目を見開く“内藤ポーズ”に絡めたものであることは明らか。「デ・ハポン」大合唱こそなかったが、内藤時代の継続を感じさせる結果となった。

 そのセミを試合内容で超えるのは難作業かと思われたメイン。されど試合巧者のオカダ・カズチカとケニー・オメガは、なんと生中継のテレ朝チャンネル2の終了時間21:30をしっかり超えるほどのロングマッチ(46分45秒)に。フィニッシュムーブであるレインメーカーと片翼の天使を巡る攻防ラリーが、ドームを何度も揺るがす。オカダが2度目の防衛に成功している。

詳細版は週刊ファイト1月12日号オカダxオメガ1・4新日RIZIN女子サーカス巌流島坂口征二IGFに掲載されました。

■東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』
日時 1月4日(水)17:00開始
会場 東京ドーム 観衆 26,192人

<第0試合 1分差バトルロイヤル~ニュージャパンランボー~>
○マイケル・エルガン
  25分13秒 エルガンボム ⇒ エビ固め
●チーズバーガー
※全14選手参加。

<第1試合 テレビアニメ「タイガーマスクW」スペシャルマッチ>
●タイガー・ザ・ダーク
  6分34秒 タイガードライバー ⇒ エビ固め
○タイガーマスクW

<第2試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者/SJTT2016優勝チーム/六本木バイス]
バレッタ
○ロッキー・ロメロ
  12分57秒  十字架固め
ニック・ジャクソン
●マット・ジャクソン
[第48代王者/ヤングバックス]
※3度目の防衛に失敗。ロッキー・ロメロ&バレッタが新チャンピオンとなる。

<第3試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ガントレッチマッチ>
[挑戦者]
BUSHI
○EVIL
SANADA
  6分30秒  EVIL ⇒ 体固め
デビッド・フィンレー
リコシェ
●小島聡
[第8代王者]
※小島&リコシェ&フィンレー組が2度目の防衛に失敗。BUSHI&EVIL&SANADA組が第9代王者組に。
※残り2チームは邪道&ウィル・オスプレイ&YOSHI-HASHI、ハングマン・ペイジ&高橋裕二郎&バッドラック・ファレ。

<第4試合>
○Cody
  9分37秒 クロスローズ ⇒ 片エビ固め
●ジュース・ロビンソン

<第5試合 ROH世界選手権試合>
[挑戦者]
○アダム・コール
  10分14秒 ラスト・ショット ⇒ 体固め
●カイル・オライリー
[王者]

<第6試合 IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ>
[挑戦者組]
石井智宏
○矢野通
  12分24秒  横入り式エビ固め
●タンガ・ロア
タマ・トンガ
[第72代王者]
※トンガ&ロアが2度目の防衛戦に失敗。矢野通&石井智宏が第73代王者組となる。
※もう1組は本間朋晃&真壁刀義組。

<第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
○高橋ヒロム
  16分15秒 TIME BOMB ⇒ 片エビ固め
●KUSHIDA
[第75代王者]
※KUSHIDAが初防衛に失敗。高橋ヒロムが新王者となる。

<第8試合 NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
○後藤洋央紀
  16分17秒 GTR ⇒ 片エビ固め
●柴田勝頼
[第14代王者]
※柴田が初防衛に失敗。後藤洋央紀が第15代王者となる。

<第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]
●棚橋弘至
  25分25秒 デスティーノ ⇒ 片エビ固め
○内藤哲也
[第15代王者]
※内藤が2度目の防衛に成功。

<第10試合 IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者/G1 CLIMAX26優勝者]
●ケニー・オメガ
  46分45秒 レインメーカー ⇒ エビ固め
○オカダ・カズチカ
[第65代王者]
※オカダが2度目の防衛に成功。

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