優勝ミルコ・クロコップ歓喜の涙!クロン・グレイシー圧倒!山本家連敗!ギャビ秒殺堀田祐美子~RIZIN

■ Cygames presents RIZIN  日本の大喧嘩、世界の大喧嘩
日時:12月31日 開場・13:30 開始・15:00 
会場:さいたまスーパーアリーナ

<第11試合 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント決勝 5分3R(延長1R)>
〇ミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・トップチーム)
 1R 2分02秒 左フック⇒グラウンドパンチTKO
●アミール・アリアックバリ(イラン/アメリカン・キックボクシング・アカデミー/フルメタルドージョー(タイ)推薦)
客席西側から見た左フック(左)と正面の写真

優勝賞金3500万円!
 10年前にPRIDEグランプリ王者になり、初来日から20周年の節目にミルコ・クロコップが優勝って、RIZINには神風が吹いたのか? UFC参戦時には身体がそぎ落とされていたが、今回は107kgのジュースアップである。まだまだMMAの試合経験に乏しいいアミール・アリアックバリは隙を見せてしまった。それを逃さなかったミルコの冷静、いや冷酷な眼は凄い。さすがはターミネーターだった。勝ってミルコは泣いていた。おめでとう! リングに上がって通訳を務めたのはあの、THE AGENT今井賢一氏であった。


<第10試合 65.8kg契約(フェザー級) 1R10分・2R-3R5分>
●川尻達也(T-BLOOD)
 2R 2分04秒 チョークスリーパー
○クロン・グレイシー(ブラジル/クロン・グレイシー柔術)
試合前に秘伝の薬剤を服用するため、やたら唾液を出してしまうクロン恒例の症状が今宵も如実に。


<第9試合 62kg契約 1R10分・2R5分>
○所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
 1R 1分19秒 腕ひしぎ十字固め
●山本アーセン(KRAZY BEE)


<第8試合 女子49kg契約 5分3R>
○RENA(シーザージム/シュートボクシング世界女子フライ級(51kg)王者)
 3R 2分47秒 三日月蹴りKO
●ハンナ・タイソン(ポーランド/LFN)

休憩

<第7試合 女子49kg契約 5分3R>
○アンディ・ウィン(米国/カラテ・マフィア)
 1R 4分42秒 腕ひしぎ十字固め
●山本美憂(KRAZY BEE)

 本誌エディー・ゴールドマン通信員のネットラジオ番組『NHB』にも出演して、RIZINを英語圏ファンにアピールしてくれたおませなアンディ・ウィン嬢。PRが達者なところに感心したものだが、アメリカ人?強調のカーボーイ・ハットって、彼女、明らかなアジア系(ヴェトナム人)なのに、日本人ファンにはわからないという主催者のキャラ作りはどうなのか。それにしても、煽りビデオのボクシング平仲ジムの平仲明信さん名言通り、前回は「水泳なら100メートル競走なのに10メートルしか泳げない」のたとえ通り、山本美憂は高速タックルからあと、どう極めて勝つのか、あるいはどうサブミッションを防御するのか、まだまだ課題が山積みであることを露呈してしまった。


ジェロム・レ・バンナ「Sorry, Sorry, Sorry=去年はごめんなさい。2017年、RIZINに戻って来たいです。150パーセントの戦いを見せます」

<第6試合 58kg契約 1R10分・2R5分>
○才賀紀左衛門(Me,We)
 1R 2分03秒 サッカーボールキックTKO
●ディラン・ウエスト(南アフリカ)
本誌西側(左)と正面カメラマン熾烈競争!ディラン・ウエストの掌底が紀左衛門の口を塞ぐ。
あびる優ちゃんとリング上でKISSの紀左衛門


<第5試合 女子無差別級 5分3R>
○ギャビ・ガルシア(ブラジル/ババル・アイアンジム)
 1R 0’41” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
●堀田祐美子(フリー)
神取忍&井上貴子に続き、下田美馬&豊田真奈美、さらに薮下めぐみ&遠藤美月、♪女狐の安納サオリらアクトレスガールズの女子プロ軍団は順番に厳しいのだ。
ギャビ陣営にはUFC薬物検査陽性のサイボーグも(右上)。さいたまに疑惑者大集合も「ライジンはUFCを目指しません」~はい、それで良いと思います。

 試合時間よりも、そのあとの新挑戦者、元スターダムのアルファ・フィーメルを含む乱闘騒ぎのほうがはるかに長いという、悪い意味でのプロレスになってしまう。女子プロレスを背負ってしまった責任感の重圧からか、堀田は試合前から舞い上がってしまった風にも見受けられ、いいところまったくなしの惨敗。煽りビデオにはBABYMETALの♪ONEから、♪イジメ、ダメ、ゼッタイも流れたが、この試合はイジメ、晒しの刑のメタファーなのか? ゴング後の出だし、プロレスラー強調の四方のロープに飛んでみせる流儀でかく乱を狙ったが、ガチンコでは捕まって殴られるだけ。MMAを舐めてると批判されてもおかしくない、なにもしないまま秒殺を食らってしまった。


<第4試合 82kg契約 1R10分・2R5分>
○桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
 2R 2分37秒 グラウンドパンチTKO
●坂田 亘(フリー)

 セコンドに髙阪剛、田村潔司、煽りビデオにはLED ZEPPLINの♪In My Time of Dying(死にかけて)が流れ、ジミー・ペイジのスライドギターが死に様を奏でる。結局、太ったのに「ダン・ヘンダーソンと同じ年まで現役続行」を試合後アピールした桜井“マッハ”速人になにもさせてもらえずだったが、歌詞の通り「誰にも嘆いてほしくはない」。放送実況席・小池栄子の涙をこらえる絵がテレビ番組を成立させていた。夫婦愛でいいじゃないか、リングス神話は終わったのだ。


<第3試合 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント準決勝(2) 5分2R(延長1R)>
〇アミール・アリアックバリ(イラン/アメリカン・キックボクシング・アカデミー/フルメタルドージョー(タイ)推薦)
 判定2-1
●ワレンティン・モルダフスキー(ロシア/ユニオンMMAオブ・ロシア)

<第2試合 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント準決勝(1) 5分2R(延長1R)>
〇ミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・トップチーム)
 1R 0分49秒 左膝蹴りレバー命中、倒れる⇒パウンドに入ってレフェリーストップTKO
●バルト(エストニア/チーム・バルト)


<第1試合 56.7kg契約(フライ級) 3分3R>
〇那須川天心(チーム天心/ISKAオリエンタル世界&RISEバンタム級(-55kg)王者)
 2R 0分37秒 アナコンダチョーク
●カウイカ・オリージョ(米国)


全国の薔薇族の皆さま、お待たせしました!髙田延彦2016年大晦日です。

詳細版は週刊ファイト1月12日号オカダxオメガ1・4新日RIZIN女子サーカス巌流島坂口政二IGFに掲載されました。

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