10・27WWE『ヘル・イン・ア・セル』漁夫の利でWWE新王者ランディ・オートン!ジョン・シナ復活即世界ヘビー級王座奪取

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(c)2013 WWE,Inc All rights reserved.

 2013年10月27日、フロリダ州マイアミでWWEのPPV大会『ヘル・イン・ア・セル』が開催された。
 メインでは遂に約2カ月間、空位になっていたWWE王者が決まる事になるランディ・オートンとダニエル・ブライアンの地獄の金網マッチだ。しかも特別レフリーとしてファン投票で選ばれた“ハートブレイク・キッド”ショーン・マイケルズという役者が揃ったという感じだ。マイケルズは、ブライアンの師匠でありながら、ブライアンを敵視しているWWEのCOO、トリプルHの親友という板ばさみの立場、どう裁くのか注目された。

 試合は、オートン、ブライアン、双方が椅子を使っての金網の中、激しいハードコアマッチが展開されたが、試合途中になんとトリプルHが金網に近寄り、マイケルズに何か訴える。両者が話し合っている間にフォールしていたオートンが抗議にきて、リング内ではオートン、ブライアン、マイケルズが揉み合いになり、マイケルズが倒れてしまう。親友がダウンしているのを助けるんだと、トリプルHが金網の鍵を開き、遂にリングに乗り込んだ。マイケルズに駆け寄るトリプルHだが、そのトリプルHにブライアンがランニング・ニーをぶちかます。ダウンするトリプルHと入れ替わるように、立ち上がったマイケルズは、親友のトリプルHが襲われたと反射的にブライアンにスイート・チン・ミュージックを叩きこんでしまったのだった。ブライアンは完全に失神し、そこをすかさずオートンがフォール。マイケルズは躊躇したものの、カウントを数え、オートンがフォール勝ち。遂にオートンが新王者に輝いたのだった。複雑な表情のマイケルズは早々とリングを後にし、ブライアン戴冠に反対していたトリプルHは、歓喜でオートンの手を上げ、ベルトを差し出した。まさかの展開でオートンが王者になってしまったのだった。
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 また、予定を早めて復帰、いきなり世界ヘビー級王座に挑戦したジョン・シナは、大歓声で迎えられて、世界ヘビー級王者アルベルト・デル・リオと対戦。当然、デル・リオはシナが負傷した腕を狙って攻撃し、シナは苦戦するも、最後はアティテュード・アジャストメントでフォール勝ち。復帰戦でいきなりタイトル奪還、3度目となる世界ヘビー級王者に輝いたのだった。
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 そして、因縁決着戦となった、CMパンクとポール・ヘイマンは、試合前にヘイマンは金網の上に登り、自分は試合に参加せず、配下のライバックが、CMパンクを仕留めるのを高みの見物すると宣言。しかし、CMパンクが苦戦しながらも、最後はGTSでライバックを仕留めると状況は一変。助けがおらず、逃げ場もない金網の上にいるヘイマンを追ってCMパンクが上がってきたのだ。逃げる事の出来ないヘイマンは、遂にCMパンクに捕まり、竹刀で滅多打ち、最後はGTSで仕留められてしまった。これでこの因縁ストーリーもひと段落するのだろうか?
また、ケインも復活したが、なんとザ・ミズも襲うという衝撃の行動を見せている。赤い怪物の真意は何か?
 2大ブランド王座が移動し、更なる盛り上がりを見せるWWEマットから今後も目が離せないだろう。

■ WWE PPV『ヘル・イン・ア・セル』
日時:10月27日
場所:アメリカ・フロリダ州マイアミ

<WWE王座決定戦・ヘル・イン・ア・セル>
○ランディ・オートン
 ピンフォール※ショーン・マイケルズのスイート・チン・ミュージック
●ダニエル・ブライアン
※オートンが新王者

<ディーバズ王座タイトルマッチ>
○AJ(王者)
 ブラック・ウィドー
●ブリー・ベラ(挑戦者)
AJが王座防衛

<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ジョン・シナ(挑戦者)
 ピンフォール※アティテュード・アジャストメント
●アルベルト・デル・リオ(王者)
※ジョン・シナが新王者

<タッグマッチ>
○ロス・マタドールズ
 ピンフォール
●リアル・アメリカンズ(スワガー&セザーロ)

<ヘル・イン・ア・セル・ハンディキャップマッチ>
○CMパンク
 ピンフォール※GTS
●ライバック、ポール・ヘイマン

<US王座タイトルマッチ>
○ビッグEラングストン(挑戦者)
 リングアウト
●ディーン・アンブローズ(王者)
※リングアウトの為、王座移動せず

<タッグマッチ>
○ファンダンゴ、サマー・ラー
 ピンフォール
●グレート・カリ、ナタリア

<タッグ王座タイトル・4コーナーズマッチ>
○コーディ・ローデス、ザ・ゴールダスト(王者)
 ピンフォール※クロス・ローズ
●ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)、ウーソーズ

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『ヘル・イン・ア・セル』は11月7日22時から放送されます。
WWEは国内最大のスポーツ専門TV局J SPORTSにて放送中!
※ 放送に関する情報はJ SPORTSホームページ
またはJ SPORTSカスタマーセンター(03-5500-3488 10:00~18:00)まで
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