ダニエル・ブライアンがランディー・オートン下しWWE王座奪回~WWE PPV『ナイト・オブ・チャンピオンズ』会場を包むYESコール

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 日本時間でさきほど、WWE PPV『ナイト・オブ・チャンピオンズ』が終了した。この大会は、王座戦がずらりと並ぶ豪華な大会だ。メインでは、因縁となるランディ・オートンとダニエル・ブライアンのWWE王座タイトルマッチ。これまでトリプルH、ステファニー・マクマホン、そしてランディ・オートンが手を組んで、ひたすらブライアンをいじめるというストーリーが続いていたが、PPV大会では、1対1の熱戦となった。
 一進一退の攻防が続いたが、最後はブライアンが最近、必殺技にしている飛び膝蹴りでフォール勝ち。会場からは大YESコールが巻き起こり、ブライアンはWWE王座を掲げた。
 予想されたトリプルHの介入や、ビッグ・ショーのヒール・ターンもなく、前回10分間だけの超短命王者だったブライアンが、普通に王者に返り咲くというエンディング。逆に波乱の展開だが、現地時間月曜9月15日放送のRAWで何かが起こりそうだ。
 またCMパンクとポール・ヘイマンの愛憎劇も新展開になった。元々は二人三脚でWWEマットを席巻していたCMパンクとポール・ヘイマンだが、仲たがいした後の抗争は壮絶を極めている。今大会では遂に決着戦として、CMパンクvs.カーティス・アクセル、ポール・ヘイマンの対決となった。
 CMパンクは邪魔なアクセルをアナコンダ・バイスで葬り、ターゲットをヘイマンに絞る。憎いヘイマンに竹刀を叩きこみ滅多打ち。ヘイマンは虫の息になるが、そこになんとライバックが乱入したのだ。ライバックは、CMパンクをテーブルに叩きつけ、失神したCMパンクの上にヘイマンをかぶせてフォールさせる。なんとヘイマンがフォール勝ちするという悪夢の展開になった。これでライバックはヘイマンズ・ガイとなるのだろうか?
 WWE関係者に、このヘイマンガイ(ヘイマンがマネジメントする選手達)のストーリーは盛り上がっている為、評価が高い。それゆえ、更にヘイマンガイを追加するという話があったのだが、それがライバックになるのだろうか? そして孤立無援のCMパンクは? 今後のWWEは見逃せないだろう。
また、大会名にちなみ、各王座の歴代王者から、もっとも王者にふさわしい選手をWWEユニバースの投票で選び発表したのだが、WWE王者としてハルク・ホーガン、US王者としてスティングが選ばれた。2人はアメリカンプロレスを代表するレスラーだが、現在はWWEのライバル団体であるTNA所属であり、ライバル団体所属選手が紹介されるのは珍しい事だった。ちなみに世界ヘビー級王者はブッカーT、タッグ王者はD-ジェネレーションX、IC王者にクリス・ジェリコ、ディーバ王者にトリッシュがそれぞれ選ばれている。
■ WWE PPV『ナイト・オブ・チャンピオンズ』
日時:2013年9月15日
場所:アメリカ・ミシガン州デトロイト
<WWE王座タイトルマッチ>
○ダニエル・ブライアン(挑戦者)
 ピンフォール
●ランディー・オートン(王者)
<WWEタッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・シールド(セス・ローリンス&ローマン・レインズ)(王者) 
 ピンフォール
●プライムタイム・プレイヤーズ(ダレン・ヤング&タイタス・オニール)(挑戦者)
<US王座タイトルマッチ>
○ディーン・アンブローズ(王者)
 ピンフォール
●ドルフ・ジグラー(挑戦者)
<ハンディキャップ・エリミネーション戦>
○ポール・ヘイマン、カーティス・アクセル
 ピンフォール※ライバックが乱入
●CMパンク
<シングルマッチ>
○ザ・ミズ
 足四の字固め
●ファンダンゴ
<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ロブ・ヴァン・ダム(挑戦者)
 反則
●アルベルト・デル・リオ(王者)
※反則の為、王座移動せず
<ディーバ王座フェイタル4ウェイマッチ>
○AJ(王者)
 ブラック・ウィドウ
●ナタリヤ、ブリー・べラ、ナオミ
<IC王座タイトルマッチ>
○カーティス・アクセル(王者)
 ピンフォール
●コフィ・キングストン(挑戦者)
大会の全容と詳細は、マット界舞台裏9月26日号K1Glory戦争白石企業再生スティムボート新日江幡双子長瀬館長に収録されました。
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