ロンドン五輪現地取材収録『マット界舞台裏8月23日号』渋梅対談:「やっぱりロックの聖地だよ」~G1裏検証

シン上田特派員がロンドン五輪取材に飛んでくれたので、写真も交えながら2012年の夏をぶった斬るという企画を考えたんです。
ロンドン五輪っても、ロックとプロレスにしか興味ない者にしたら、アマ競技には乗れません。ロックの聖地としてしか認識ないんですけど。
アンタの場合は、そりゃコンサートのためにロンドンに行っても、五輪を楽しもうなんて気がなさそうだモンね。
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おかげで、善意で献血しようとしても狂牛病がなんとかと言われて渡英歴があるから「要らない」と言われます。ガキの頃からロックのためにロンドン行くんですよ。間違っても、なでしこジャパンのサッカー応援に渡英なんてありえない(笑)。シルバーヘッドのマイケル・デ・バレスが「カーナビ―・ストリート」という新作CD出しました。そのガキの頃から、ここがカーナビ―・ストリートかって以降も必ず寄ってしまいます。ウェンブレーって耳にしたら、サッカーじゃなくてQUEENですから(笑)。閉会式で故フレディー・マーキュリーのビデオが素晴らしい編集で、「レロ、レロ、レロ」やってましたからねぇ。
そうそう。今回は開会式と閉会式がロック世代には最重要で、日本のメダルラッシュがなんたらは、まるで関心が持てないという。確かにプロレス頭のファンは、どっちが0.01秒早かったとか、「こんなの何が面白いんだろう」としか思えないモンね。
開会式の選手入場が、もう次はどの曲かけてくれるんだろうかと、関心はあくまでロック音楽。そしてピンク・フロイドの空飛ぶ豚から始まってますから、もしかしてと思ったらクライマックスの聖火が『狂気』の♪Eclipse(皆既日食)ですぜ。5月21日は46年ぶりの金環日食で沸いた2012年ですからねぇ。
太陽のもとでは調和するが、その太陽も月に覆われ暗黒に・・・。さすがに、ひぇ~ですよ。五輪でホンマにやるんかいなと、あれはビックリしましたねぇ。
私、聖火の輪がどうなるかの演出がすべて完璧に曲が始まって読めましたよ。
アホか! ロックファンは全員、聖火の参加国数あるパイプが上がっていってひとつになる演出の帰結はわかったにきまっとるやないか。それからサー・ポール・マッカートニー様がライブ登場、♪Hey Judeを歌ってロック聖地としてのロンドン五輪が開幕した。
でも、NHKの実況の人、どう考えてもピンク・フロイドの歌詞知らない。演出の意味わかってなかったですよ。
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シン上田特派員
それを言うなら、閉会式のほうの♪Wish You Were Hereやろ。プログレ・オールスターバンドが出ているのにNHKは、どうでもいい期間中の選手のお言葉紹介とか、ロックファンを激怒させていたからなぁ。競技が好きな人向けには、また別の回顧番組とかでそういうのをやってくれよって。
ロープ渡りサーカス芸人の先に人形が見えた段階で、『炎』のジャケットになる展開が100%読めた。にもかかわらずNHKは、Spice Girlの再結成には触れても、ピンク・フロイドはわからなかったんでしょうなぁ。
そして聖火が消えると、エンディングはTHE WHOオン・ステージ。あのシンセが聴こえてきた時には、胸が詰まって涙が溢れましたよ。♪Baba O’Rileyの、ただの10代の荒野じゃないか、って。
日曜12日の昼に、WOWOWで『四重人格』のドキュメンタリー初回放送でしたからねぇ。編成局の幹部は知ってたんですか?
我々だって、閉会式が凄いことになるって情報が洩れてきたから、みんなでタイマー録画を教え合っていたんだけど、ケイト・ブッシュはBGMには使われたものの、本人は出なかったとか、結構、噂の出演リストとは一致してなかった。だって、北京五輪閉会式の時は、次はロンドンだからってジミー・ペイジ先生が出て来たんだぜ。それなのに、レッド・ツェッペリンはなかったことにされていたじゃん。デビッド・ベッカムは北京閉会式にも、ロンドンにも呼ばれたのに。守銭奴のマネージャーが、法外なギャラふっかけたんじゃないの(笑)。
同じ日曜昼に、CS局Music Airでは(カバー・バンドの)レズ・ツェッペリン放送してましたよ。宝島社から本屋発売されたテルミン、買ったんですけど(笑)。
ブリティッシュ・ミュージックの祭典がテーマの閉会式ですから。
THE WHOに戻れば、♪See Me, Feel Me~Listening to Youでっせ。ロジャー・ダルトリーの国際フォーラム公演から続くAmazing Journey、2012年の完結編でしたよ。
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そろそろ、プロレス者にとっての五輪検証の話題に移らないと、いい加減ロックに詳しくない読者には怒られます。井上譲二主幹もマット界舞台裏8月16日号天狗諏訪魔1.4爆弾魔術師秘話+スターダムWNC達人2パンクラスにて、「メジャー団体の興行におけるジュニアの重要性やファンのニーズを考えた場合、大金を使ってスカウトするならレスリングよりも体操選手というのが持論。ロンドン五輪での内村航平らの難易度の高い演技を見て改めてそう思った」と活字にしている。
ところが、最後に五輪金メダリストとなったレスリング米満達弘選手の1億円獲得ネタがスポーツ紙に踊った。井上譲二主幹は、マット界舞台裏8月2日号新日1億中邑不穏宮戸解任RAW1000大晦日Krush新日本KickM1にて、五輪組スカウトの強烈な実情暴露を電子書籍購入者向けにブチ撒けたばかり。これを受けて、木谷会長発言の裏のウラ、さらにはG1クライマックス総括を、ケーフェイなしで踏み込んでみせるのが対談の企画趣旨です。
上記は、ケーフェイとは無縁の内容なので公開しました。タブーに踏み込んだ『G1クライマックス』のウラの裏検証、なぜに延々とロック話が冒頭に出てくるのか、その帰結を含む渋梅対談の全長版は、電子書籍にてその全容がわかります。ぜひご購入下さい。
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