伝説の剛腕K-1レジェンド マイク・ベルナルド 南アフリカ・ケープタウンで死去

 K-1全盛期に、その剛腕で活躍し、日本でも絶大な知名度を誇るマイク・ベルナルドが 2012年2月14日、南アフリカ、ケープタウンで他界した事が確認された。
 トレーナーのケビン、K-1で同時期に活躍し親交のあるレイ・セフォー、そしてマイク・ベルナルドの弟子達が相次いでWEB上で死去を公表し、その原因は自殺とされている。
 ベルナルドはその剛腕を武器に1995年3月3日、K-1 GRAND PRIXで初来日し、いきなり当時、絶大な人気を誇っていたアンディ・フグにKO勝利という大番狂わせを起こして、一気に知名度が急上昇、そのひたすら前に出るパワフルな攻撃でファンを魅了し、特に同系統の戦法でライバルであったジェロム・レ・バンナとの殴り合いは伝説になっている。
 常にK-1グランプリの常連で、優勝こそないものの常に好成績をおさめ、ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、アンディ・フグと共にK-1四天王に名を連ねた。
 また、その明るいキャラクターで日本のTV番組、CMなどでも活躍し、K-1人気に貢献すると共に、ボクシング、キックボクシングでもタイトルを獲得し、MMAにも挑戦している。
 2006年に正式に引退を表明、その後は母国、南アフリカで後進の育成に力を入れていた。
 日本の格闘技ブームを支えた英雄の死に冥福を祈りたい。