今週の「マット界舞台裏」は、ヘイト暴行事件の背景と、プロレス界にもいたカジノで大金スッた人物に迫る!

111201hyoushi.jpg 今週の『マット界舞台裏』は“事件”の色合いが濃い記事が多い。
 巻頭記事はプロレスファンにとってあまりにも衝撃的だったスーパー・ヘイトこと平井伸和選手の母親が兵庫県警に告発状を提出したことで、ついにTARUとMAZADAが逮捕されたというニュースについて。
 このヘイト暴行事件の責任を取る形で全日プロを離脱し、事実上プロレスラー引退状態だったTARUはまだしも、ブードゥー・マーダーズとしてTARUや、田中稔、河野真幸らと同じ控室にはいたが、全日プロからの公式発表では「暴行に加わってはいない」とされていたMAZADAが暴行に加わっていることが発覚したのは驚きだっただろう。
 ようやく事件のことを乗り越え、新生全日プロとして良い方向に進んでいたときだっただけに、関係者、選手、ファンのショックは計り知れない。
 では、なぜ当初MAZADAは「暴行に加わっていない」と発表されたのか?
 そもそもなぜTARUとMAZADAは平井選手に暴行したのか?
 井上譲二記者が取材をしたところ、この暴行事件の裏側には何ともやるせない事情があったことが判明! だからこそこの事件は悲劇なのだ・・・。
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 さらに、最近大王製紙前会長の井川意高容疑者(47)が複数のグループ企業から無担保で借り入れた巨額のカネをマカオやシンガポールのカジノにつぎ込んで特別背任で逮捕されたという事件が連日、テレビや新聞で報道されているが、プロレス界にもカジノにハマり、大金をスッたと見られる人間がいるという記事も必見だ。
 大王製紙の井川容疑者はカジノで100億円もスッたそうで、彼の負けっぷりの良さは庶民にはとても理解できないが、プロレス界でも何とメジャー団体を1つ作れるぐらいの大金をスッたというのだから驚きだ。
 そのカネを団体運営に使っていたら日本マット界の歴史は変わっていたかもしれないが、果たしてそんな豪快なギャンブラーとは一体誰なのか?
 他にも今号は、金原弘光デビュー20周年記念興行の事件簿、”マヤの大王”カネックの事件簿と謎の府中プロレス新木場大会詳細版と、事件ばかりを扱っている。既存の媒体では拾えない現場取材情報の数々こそが、電子書籍の存在意義になろう。
週刊マット界舞台裏'11年12月01日号平井悲劇激震"荒鷲"賭博 府中pro