去る10月31日(月)、ニュージャパンキックボクシング連盟の設立者であり旗揚げから2007年まで理事長を務められた藤田 真氏がご逝去されました。享年85歳でした。
藤田氏は全日本キックボクシング連盟理事長時代からキックボクシングの発展と普及に尽力され、1996年、ニュージャパンキックボクシング連盟を設立されました。長年を通じてキックボクシングに対する愛情と熱意から多額の私財をも投じて団体、選手をバックアップしてこられました。
「打倒ムエタイ」という大目標を達成するため、タイに強力なパイプを持ち、多くの強豪選手を招聘したほか、タイ王宮前広場での「国王生誕記念大会」に何人もの日本王者を送り込みました。また「キック界統一」という悲願を実現する第一歩として、2002年には4団体が集まっての画期的な統一ランキング「NKB」を開始。統一王座を制定しました。
2006年には高齢のため勇退を決意、最後に各団体のトップクラスを集めて55kg、60kgの2階級で「真王杯」トーナメントを開催。この年の12月、正式に理事長の座を退き、以後は陰ながらキック界を見守ってこられました。
藤田氏はかねてより病気療養中でしたが、最期は苦しむことなく、天命を全うされたとのことです。ご本人の希望により通夜・告別式は行わず、すでに近親者による密葬が行われております。
ニュージャパンキックボクシング連盟は15周年記念大会となる11・26後楽園大会で追悼セレモニーを行うほか、後日、「お別れの会(仮)」を行う予定となっている。
ニュージャパンキックボクシング連盟 藤田真・前理事長ご逝去
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