今週の「マット界舞台裏」は、ノアで行われる三冠戦・秋山VSケアの裏側にある意外な“爆弾”に迫る!

111110hyoushi.jpg 全日本プロレスの10月23日両国国技館で、三冠ヘビー、世界ジュニア・ヘビー、世界タッグ、アジアタッグの4大タイトルが他団体に流出したのは大きな話題になった。
 他団体に散らばったベルトを全日プロがどう奪還するかが、当分の間全日プロのメインストーリーになるわけだが、中でも注目は三冠ヘビー級王座だ。
 プロレスリング・ノアの秋山準が三冠ヘビー級王座初戴冠した快挙は、先週号でもお伝えした通り。
 早々にノア11月27日有明コロシアムで、太陽ケアを相手に初防衛戦が組まれたわけだが、これが諏訪魔戦後に秋山が「アックスボンバーはどうした?」と挑発したように、大森隆男だったらもっと話題になっていただろう。
 何せ大森はまだ三沢光晴さんがノアの社長だったときにノアを裏切り、WJプロレスに移籍したのだから、二度とノアの敷居をまたげない存在と言っても過言ではない。
 その大森と比べるとケアはややインパクトに欠ける。
 そう思っているファンは多いと思うが、ケアだって馬場全日時代から所属している生粋の全日ファイター。川田利明や渕正信と同様、三沢さんたちと一緒にノアに移籍はせず、全日プロに居残った。
 川田がノアに移籍しなかった理由は有名だが、ケアはなぜ全日プロに残ったのか?
 実は今週の『マット界舞台裏』では、ケアがかつて『週刊ファイト』でその辺のことについてコメントしたことが、ノアの一部関係者にかなり物議を醸したことが赤裸に書かれている。
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 そして、ケアが今回至宝の三冠王座を奪還するためにノアに乗り込むことと、その『ファイト』に掲載されたケアの発言に鋭く反応したノアの関係者がいたことで、井上譲二記者は「11・27有明での秋山VSケアは、“凡戦”になってしまうかもしれない」とまで懸念している。
 今年の4月8日後楽園ホール、『チャンピオン・カーニバル』の公式戦で対戦した秋山とケアは、好勝負の末に30分時間切れ引き分けに終わっている。
 あのときのつづき、あのときの決着戦と考えれば、秋山とケアならば好勝負は必至かと思われるが、井上記者はどうして凡戦になるなんて考えたのか・・・?
 今週号は、編集部担当ページと併せて図らずも関連する記事が並んでいる。”ノアだけはガチ”の中身を、取材に基づいて深淵に迫れるのは『マット界舞台裏』だけだろう。
週刊マット界舞台裏’11年11月10日号三冠戦不穏/激ヤバ秘話/ガチドラ