今週の「マット界舞台裏」は、いまや数少ないマット界のタブーとなったレスラーのギャラに迫る!

10.11.25BUTAIURA.jpg 数々の暴露本やインターネットの普及により、もやはプロレス界にタブーらしいタブーなんて存在しないのではないだろうか。
 かつては「ケーフェイ」と呼ばれるレスラーや関係者だけが知る約束事が存在したが、いいのか悪いのかもはやケーフェイなんてものは成立しない。
 だが、それくらい赤裸々になってしまったプロレス界のウラ側だが、ファンはもちろんマスコミでもなかなか正確な情報を入手できないことがある!
 それはプロレスラーのファイトマネーだ。とくにメジャー団体のトップクラスの選手や、誰もが知る有名プロレスラーのファイトマネーが公になることはなかなかない。
 プロ野球なんかも年俸が公開されることはないが、マスコミは「推定年俸」として大体の金額を報道する。推定とは言うものの、その金額は実際の金額にかなり近いそうだ。
 ところがプロレスラーの年俸は推定すらほとんど報じられない。プロレスマスコミだって、例えば「ノアの選手の年俸が大幅に下がった!」というウワサがあった際、せいぜい「大体これくらい下がったらしいぞ」という不確かな推定金額を耳にするくらいだ。
 ところが、『週刊ファイト』時代に作られた独自の取材ルートに、現在も敏感にアンテナを張っている井上譲二記者はひょうんなことから、ある大物日本人選手が某インディー・マットに参戦したときのギャラの情報を入手。かなり角度の高い情報だという。
 今回、井上記者が情報を入手したのは、最近自伝を出版し、来年1月には長州力と名勝負数え唄対決を行うことが決定している藤波辰爾が、あるインディー団体に参戦したときのファイトマネーだ!
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 藤波といえば誰もが認めるレジェンドレスラーではあるが、鈴木みのるや高山善廣、佐々木健介ら現役バリバリにして集客力のあるフリーのレスラーと比べると、あまり多くを望むのは酷というもの。
 だが、井上記者は藤波のファイトマネーの金額を知って、「その金額はファンの想像よりも高く、ある意味、弱小団体はビッグネームたちに食い物にされている!?」と意味深発言! 団体の知名度がないところほど、藤波のようなビッグネームをゲストとして呼びたいところだが、食い物にされているとはどういう意味なのか?
 さらに今週の『マット界舞台裏』では、もう1つ選手のギャラ(収入)に関する仰天ネタが収録されている。
 新日プロ、ノア、全日プロのメジャー3団体の年俸がどんどん下がる傾向にあるのはご存じだろうが、驚くことに一部のインディー系選手は逆にギャラアップしているという。
 中でもある団体はこのまま順調に成長していけば2年以内にメジャーのトップクラスを追い抜き、その団体に所属している“ある選手”はすぐに1千万プレーヤーになるだろうという景気のいい話だ。
 果たしてそんなジャパニーズドリームをもうすぐ手に入れそうなインディーレスラーとは、一体誰なのか?
週刊マット界舞台裏'10年11月25日号 闘聾門JAPAN大仁田厚の輝き