今週の「マット界舞台裏」では猪木と監禁男の悪夢の再会!?に迫る!

10.03.04BUTAIURA.jpg 今週の『マット界舞台裏』は気になっていた読者もいるであろう2月11日号でお伝えした先月21日に行われた『タイガーマスク・デビュー30周年記念パーティー』の続報。
 このパーティーで注目だったのは、主役である初代タイガーマスクではなく、28年前にアントニオ猪木&新間寿氏をホテルの一室に監禁したK ・T 氏と猪木が「悪夢の再会」を果たすかもしれないという点だった。
 猪木監禁事件とは1982年に劇画原作者の故梶原一騎氏とK・T氏らが、大阪のホテルの一室にアントニオ猪木を監禁して拳銃で脅したとされている事件。監禁した理由には諸説あり、興行権のトラブル、初代タイガーマスクのキャラクター使用料、ブッチャーの著書問題などなど。
 ただし、猪木に代わって途中から監禁された新間寿氏によると、猪木が立ち上げた寛水流空手が「世界一」と謳ったことに梶原氏らが激怒したというのが真相のようだ。
 どうやら猪木が監禁されていたのはわずかな時間で、猪木の身代わりとして新間氏が長時間監禁されていたようだが、猪木にとってはそのことも含めて思い出したくもない悪夢なのは間違いない。
 それなのに、よりにもよって大手術を無事に終えて元気を取り戻し、デビュー50周年でWWEの殿堂入りも決まって大忙しだというこの時期に、そんな悪夢を思い出させるように、拳銃をチラつかせながら自分を脅してきた相手と公の場で再会するなんて、猪木にしてみれば天国から一気に地獄に落とされるようなものだろう。
 また、この件を初代タイガーこと佐山サトルが知っていて、わざと2人を引き合わせようとしているわけではなく、パーティーに2人が出席予定だったのはあくまでも偶然。
 それだけに2人の再会を防ぐ術はないと思われていた。
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 元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、早速パーティー出席者や関係者に探りを入れたところ、衝撃の事実が判明!
 事実は小説よりも奇なりというのか、誰もが予想していなかったような展開が実際には起きていたのだ! 2人が悪夢の再会を果たすかもしれないような状況になったのも偶然なら、実際にパーティーで起こったこともまた偶然。
 やはりスーパースターの猪木には、そういう“運命のイタズラ”を引き寄せる不思議な力があるようだ。
 さらに初代タイガーのパーティーでは猪木だけでなく、別の大物レスラーにもあるトラブルが起きていたことも判明! IGF参戦がウワサされているあのレスラーに何が起きたのか?
週刊マット界舞台裏'10年3月04日号