IGFの11・3JCBホールと新日本プロレスの11・8両国国技館が終わったが、どちらの大会でも両団体が対抗戦に向けて動き出すことはもちろん、中邑真輔は猪木のことを、アントニオ猪木は中邑のことを、具体的に何か発言することすらなかった。
やはりこの問題はすでに“終結”したのだろう。そもそも今回のことは、中邑と猪木が事前に電話で話し合ったのがキッカケだったという情報をキャッチしたとき、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は「絶対に続きはある!」と予言したが、最近ではすっかり「もうないかも……」と弱気に!?
そんな井上記者になんとも心強い援護射撃をした人物がいる。その人物とは、会社に無断で猪木の名前を出した中邑に「ペナルティの意味で“王座ハク奪”ぐらいあってもおかしくない。現に中邑自身も事あるごとに『時間がない!』と言っているじゃないか」という声が多かった中、独自の取材で「中邑の問題は社内的には片付いていて、中邑がIGFに関わる意思がないこともハッキリしている」という情報を入手。そこから11・8両国での棚橋弘至との防衛戦は中邑が勝利して王座を防衛するという答えを導き、ズバリ当てたスポーツ紙のA記者だ。
「今度は当たれば万馬券ですが(笑)」と前置きをした上で、A記者は井上記者同様に中邑と猪木・・・いや、新日プロとIGFには続きがあると予想したのだ。
新日プロ11・1後楽園ホールにジョシュ・バーネットら4人のIGF外国人勢や、サイモン・ケリー猪木氏らフロント幹部が来場。マスコミの間でも「あれはガチンコだった」と言われているこの“事件”だが、A記者はほかのマスコミとは違う独自の分析を披露。
ネット上を見ても多くのファンの方があれこれ情報を集めて勘繰っているようだが、スポーツ紙の記者の耳に入る情報は、量も信ぴょう性もケタ違いだ。
この件を取り上げた『マット界舞台裏』の売り上げが格段に上がったり、マッチメーク的には決して豪華絢爛ではなかったIGFの11・3JCBホールのチケットが完売したのを見ると、どうやらこの件に関心を持っているファンはかなり多いようだ。
ということは、多くの人が「続き」を見たがっているのだろう。我々としても続きがあったほうが、売り上げも伸びるし、業界全体が活気づいていいことづくめだ。
それだけにA記者の予想は実に興味深い! しかし、予想に説得力があるかどうかは、中立的立場である読者の方の判断にお任せしよう。ぜひご一読あれ!
週刊マット界舞台裏'09年11月19日号
今週の「マット界舞台裏」はズバリ“続き”があると予想した新日プローIGF問題に迫る!
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