10月11日、ディファ有明において、前田日明率いるリングス主催の「THE OUTSIDER」第8回大会が開催された。
今大会の目玉は、65kg-70kgトーナメントの第1回戦および第2回戦。16名の猛者が戦い、ベスト4を決める。
本日の速報では、「本命同士の潰し合い」と呼ばれた第2試合「金島欣和vs野村剛史」と、前田が「穴」と呼んだ武井勇輝と岸野雄一が戦う第9試合の模様をお届けする。
「烈風の牛若丸」こと金島は、現在OUTSIDERで4連勝中。しかしながらインタビューに「優勝できないと思う」と答える気の弱い一面も。対する「天下一武道会の大目付」野村も4勝しており、一回戦で実現したこの対決はまさに本命対決。この勝者が優勝者となるのではと言われている。
第1ラウンド、タックルに行った金島を野村がフロントチョークに取る。何とか脱出した金島は横四方からマウントを狙うが攻めきれずに1ラウンド終了。
第2ラウンド、マウントを狙う金島を逆に野村が押さえ込む。上からパウンドを狙う金島と下から三角絞めを狙う野村という展開になるも、両者決め手を欠いて勝負は判定にもつれこんだ。
判定は3-0で野村。
試合後、マイクを握った野村は
「俺が負けると思ってた奴らに一言。バーカ」
と悪態をついた。
第9試合は武井勇輝vs岸野雄一。「川口連合第十代総長」武井は前田がトーナメント予想で「穴」と呼ぶほどの実力派。対する「山口の冷酷大将軍 反骨の長州魂」岸野は元イジメられっ子ということもあり、ヤンキーへの反感は人一倍。
フロントチョークに決めようとする岸野だが武井に逃げられ、逆におぶさられてスリーパーホールドをくらった。
岸野はその後もフロントチョークを狙うが、消極的な動きでイエローカードを出される。
結局武井が腕十字で勝利を収めた。
試合後のコメントは
「勝つのはわかってたけどちょっと疲れた」
とのこと。
速報の最後にトーナメントに勝ち残った4名を紹介しておこう。
野村剛史
佐野哲也
吉永啓之輔
武井勇輝
彼らが12月の準決勝に出場する。しかし、最後の試合で右手の尺骨を骨折した武井は出場が危ぶまれ、その場合はリザーブマッチに勝利したアパッチ小次郎が代わりに出場することになる。
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