今週の「マット界舞台裏」はターザン山本氏の「ある意味、三沢さんにとってボクは恩人」発言に迫る!

09.09.24BUTAIURA.jpg 来週27日には日本武道館でプロレスリング・ノアが『三沢光晴追悼興行』を開催する。10・3大阪府立体育館大会と併せると、ノアの所属選手以外にも武藤敬司、鈴木みのる、天龍源一郎、蝶野正洋、川田利明、佐々木健介、高山善廣といった超大物日本人レスラーが参戦する。
 これだけを見ても三沢光晴というプロレスラーが、いかに偉大だったか分かるというものだ。
 その三沢さんについて、“落武者”の異名を持つ元『週刊プロレス』編集長のターザン山本氏が、「こればかりは人に話すべきことではないが、ある意味、三沢さんにとってボクは恩人。いま思えば彼のためにも良いことをやったと考えている」と発言したというのだから驚きだ。
 「三沢さんはボクにとって恩人」と言うならまだ分かるが、その逆の「三沢さんにとってボクは恩人」と言うのはなかなか聞き捨てならない発言だ。
 とくに最近のターザン山本氏しか知らないファンならば、「またターザン山本がなにか言ってやがる!」と思うくらいで気にもとめないかもしれない。
 しかし、かつてターザン山本氏が『週刊プロレス』のカリスマ編集長だった時代を知る者ならば、山本氏が三沢さんの師匠であるジャイアント馬場さんと“蜜月関係”にあったことはご存じだろう。ということは、90年代の全日本プロレスに山本氏が深く関わっていたことは容易に想像できる。
 ただ馬場さんとは何度も食事を共にしている山本氏だが、その場に三沢さんも同席したという話は聞いたことがない。恐らく『週プロ』在籍時、さらにその前の『週刊ファイト』在籍時も山本氏と三沢さんの接点はほとんどなかったと思われる。
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 それだけに、今回「こればかりは人に話すべきことではないが」と前置きした上で、旧知の間柄である元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者に漏らした「ある意味、三沢さんにとってボクは恩人」発言は、どんなプロレスマニアでも知らない秘話中の秘話と言っていいだろう。
 いま明かされる偉大なる名レスラー三沢光晴と、かつてはジャイアント馬場の参謀と呼ばれたターザン山本の意外な関係・・・『マット界舞台裏』の独占衝撃スクープとしてお伝えしよう!
週刊マット界舞台裏'09年9月24日号