8・1アフリクション ジョシュ・バーネットvs.エメリヤーエンコ・ヒョードル戦が中止に!

 せっかく日本でのPPV中継が実現したというのに、米国の格闘技プロモーションであるアフリクションにとって残念な情報をsherdog.comが伝えた。ジョシュ・バーネットが薬物検査にパスできず、8月1日にカリフォルニア州のホンダ・センターで開催される『アフリクション・トリロジー』の出場ライセンスがアスレティック・コミッションから発行されなかったのだ。つまり、ジョシュは参戦できない。
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 アスレティック・コミッションからの正規の声明文は、現地時間の水曜日にビル・ダグラスから発表予定とのことで、アフリクション側も公式には沈黙しているようだが、ヒョードルの代替選手探しが始まったため、代理人や関係者経由で情報が先に漏れたというのが事態の経緯であることを、ミルホンネットは複数の情報源から確認した。
 その代替選手であるが、戦極ミドル級王者ジョルジュ・サンチアゴとの対戦が決まっていたビクトー・べウフォートが有力。この大会に向けてトレーニングしているから準備の問題はない。無論のことヒョードルとは体格差の問題があるが、一発で倒せるパンチはあなどれない。
 元WWEのボビー・ラシュリーは、6月27日の『Ultimate CHAOS』にてボブ・サップを一蹴したばかり。この模様は週刊マット界舞台裏’09年7月09日号にて詳細した通りだ。ただし、プロレス団体TNAとの新規契約を発表したばかりのラシュリーは、11日後の総合格闘技戦に、大金を積まれて懇願されているにもかかわらず準備不足を理由に難色を示しているという。
 総合4連勝中のラシュリーであるが、転向後から代理人の作戦は実力者との対戦を避け、勝てる相手を選んで経験を積ませる方針を貫いており、「負けて失うものがなにもないヒョードルなのに、現時点で好条件に飛びついていない」と一部で報道されている。
 いずれにせよ、仮に打診を受けた両者が承諾したとしても、選ぶ権利はヒョードル側にあるとの契約内容だとされている。