「生たまご~ゆでたまごのキン肉マン青春録~」発売

キン肉マンの作者ゆでたまご先生(嶋田隆司・中井義則)が初の自伝「生たまご~ゆでたまごのキン肉マン青春録~」(エンターブレイン)を書き下ろした。
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キン肉マンは連載開始から30年を迎えコミックス累計7000万部で歴代12位の記録更新中。83年~87年に発売されたキン消しは1億8000万体売上げ、アニメは1983年4月からTV放送開始されると平均視聴率20%! ゲームタイトル14本(年間売上ベスト3、発売本数100万本も記録)、映画化7作品などメディアミックしながらブーム継続中である。
5月29日には「キン肉マニア」と題したプロレス興行まで行った。漫画の実写化で心配されがちなコスチュームの完成度も高く、名場面を織り交ぜた構成でマニアを満足させ早くも伝説と言われている。今年一番のハイクオリティであったのは間違いない。詳細は週刊マット界舞台裏'09年6月11日号を読んで欲しい。
「生たまご」の内容は生い立ち、二人の出会い、漫画家デビュー、キン肉マンブームが社会現象となった時代そして苦悩などが赤裸々に書き上げてあり、ゆでたまご版の“まんが道”なのであるが、その内容はストレートで激しい。思わず唸ってしまう。
単なる成功者の自叙伝には留まらない完全なシュート活字、“出版界の光と影”が書かれておりノンフィクションとしても興味深い。プロレス・格闘技関係者と交友関係の広いゆでたまご先生だけに、ミルホンネットユーザーにも興味深いプロレス・格闘技関連の話題も豊富である。
一部を抜粋すると
▼プロレス、格闘技漫画を描くには梶原一騎への挨拶が不可欠!
▼ギャグ漫画だったキン肉マンがプロレス、格闘路線になったのは夢の1979年のオールスター戦BI砲がきっかけだった!
▼全日本プロレスの選手たちとの交遊の始まりは後楽園ホールでの喧嘩からだった
▼リアリティのある原作、絵を描く為に柔術やA-スクエアで練習、腕十字は親指を上にしないと極まらないなど細部にもこだわる
▼Dynamite!!のオファーはわずか2週間前、負ける可能性のある真剣勝負に集英社は反対だった!
▼Dynamite!!に関しては週刊マット界舞台裏'09年6月11日号にも詳しく書かれているが、“生たまご”には出場するべきかやめるべきかの駆け引きの様子や舞台裏までもが生々しく書かれている。
プロレス・格闘技ファンにも意外な事実が発見出来る“生たまご~ゆでたまごのキン肉マン青春録~”は必見である、女房を質に入れてでも買わなければ!
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