日沖、サンドロ、金原、小見川が8・2決勝トーナメントへ 戦極~第八陣~

 5月2日『戦極~第八陣~』代々木第二体育館大会は、注目のフェザー級トーナメントであるが、ふたを開けてみれば4名中3名が日本人という、予想外というか、ある意味では主催者側にとっては大変喜ばしい結果となった。
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 エースとして扱われてきた日沖発は、英国のロニー牛若を寄せつけずに1Rでタップアウトさせ、優勝候補筆頭のパンクラス王者マルロン・サンドロは、なんと打撃KOにて攻撃型のニック・デニスを沈めている。
また、戦極の大舞台で勢いづいている金原正徳は、「もっと強い相手と闘いたい!」と前大会でマイク・アピールした”コリアン・ゾンビ”ことジョン・チャンソンに判定勝ち。もっとも注目されたのは、ある意味でマニア間のメインイベントだった吉田道場の小見川道大が、強豪ナム・ファンにKO勝ちしたことであろうか。全試合終了後の國保尊弘代表による総括でも、「小見川は総合の勝ち方を身に付けた!」と、その成長ぶりに目を細めていた。
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中村カズと田代トレーナーの喜びようも尋常ではなかった。「私は猫です」ポーズ(写真右)
 次回『第九陣』は8月2日さいたまスーパーアリーナにて。なお、本大会のバックステージでの記者会見は、ミルホンネットが送り込んだA記者、B記者、そしてC記者までが、質問のほとんどを仕切っていた。この模様を含む詳細レポートは、マット界舞台裏5月14日号にてたっぷりとお伝えいたします。制約のある他社にはできない突っ込んだ取材の成果をご期待下さい。
<オープニングファイト第一試合 フェザー級 5分2ラウンド>
○斉藤裕俊(和術慧舟會GODS)
(1R2分52秒 腕十字)
●阿部剛卓(パラエストラ松戸/チームZST)
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斉藤裕俊がオープニングファイトで見事に腕十字を取って一本勝ち。
<オープニングファイト第二試合 フェザー級 5分2ラウンド>
○大澤茂樹(戦極育成選手/吉田道場)
(2R判定3-0)
●石橋幸太(横須賀総合格闘技道場DOBUITA)
<第一試合 ライト級ワンマッチ 5分3ラウンド>
●真騎士(戦極育成選手)
(1R4分20秒 サッカーボールキック反則)
○毛利昭彦(毛利道場)
パンクラスと違い、ヒザはOKだけど、サッカーボール・キックは反則の戦極ルール
<第二試合 ライトヘビー級ワンマッチ 5分3ラウンド>
●トラビス・ビュー(エリート・パフォーマンス)
(3R0分42秒 TKO)
○スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
<第三試合 ウェルター級ワンマッチ 5分3ラウンド>
○瀧本誠(吉田道場)
(1R3分31秒 ヒールホールド)
●マイケル・コスタ(シュート・ボクセ・アカデミー)
<第四試合 戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 5分3ラウンド>
○マルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン)
(1R0分19秒 パウンドKO)
●ニック・デニス(Ronin MMA)
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<第五試合 戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 5分3ラウンド>
○金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
(3R判定3-0)
●ジョン・チャンソン(CMA KOREA KTT)
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激闘を制した金原のマイクは「非常に情けない。8月、絶対もっと強くなって帰ってきます」
<第六試合 ライトヘビー級ワンマッチ 5分3ラウンド>
○シャンジ・ヒベイロ(ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
(3R0分50秒 スタンドパンチKO)
●KEI山宮(GRABAKA)
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♪今だ、チャンスだ、真空飛び膝蹴り!♪~ノア杉浦の仇討に挑んだ山宮だけはガチだった
<第七試合 ライト級ワンマッチ 5分3ラウンド>
○横田一則(GRABAKA)
(3R判定 2-1)
●レオ・サントス(ノヴァ・ウニオン)
<第八試合 戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 5分3ラウンド>
○小見川道大(吉田道場)
(1R4分42秒 TKO)
●ナム・ファン(Ma Duアカデミー)
<第九試合 戦極フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 5分3ラウンド>
○日沖発(ALIVE)
(1R3分09秒 三角絞めタップアウト)
●ロニー・牛若(チーム・トロージャン)

タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会『悪夢DREAM 戦極激突!』