ウルティモ校長が『Dragomania Ⅳ』で大原はじめとマスカラ・コントラ・カベジェラ戦

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 日本とメキシコの交流400周年を記念して開催された『LUCHA FIESTA 2009』は、Zepp東京だけでなく岐阜、大阪大会も大成功を収めた。来年度もメキシコ大使館の後援が約束されていることはお知らせした通りである。
 そんなウルティモ・ドラゴン校長が、“ルチャ・リブレの殿堂”アレナ・メヒコで5月9日(土)に開催される『Dragomania Ⅳ』のカードを発表した。なんとNWA世界ウェルター級王者・大原はじめとのシングル戦、しかも髪の毛とマスクを賭けたマスカラ・コントラ・カベジェラ戦がメインだという。
 これまで『Dragomania』といえば、藤波辰巳、グレート・ムタ、佐々木健介、高山善廣、鈴木みのるなど日本からビックネームを呼ぶのが恒例だったが、今回はあえて大原との最終決着戦で興行に勝負をかけるという。
 恒例となった箱崎シティターミナルでの会見でウルティモ校長は、「今までの“スター選手を集めれば、お客さんも集まる”というのは当たり前の話なんで・・・」。「今回は4回目の大会ということで、日本人がマスクと髪の毛を賭けることに関して、メキシコのお客さんがどれぐらい反応を示して、足を運んでくれるのか、興味があるところ。あえてこのカードにしました」と、冒険メインの意図を説明。
 「アレナ・メヒコの大一番に相応しいかどうかは、戦ってみなければ分からないですけど、きっと凄い試合になると思っています」と自信ありげだったのが印象に残る。なにしろ大原は、本格的なルードとして試合運びでも、そしてメキシコ語でのマイク・アピールでも現地客をヒートさせることのできる稀有な存在である。レジェンド選手を使った知名度での集客よりも、中身で勝負する考えのようだ。
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 そうはいっても、現役バリバリの大物スターも参戦する。IWGPジュニアヘビー級王者の4代目タイガーマスクであり、メキシコの英雄ミスティコとのタッグ結成が計画されているという。また、LUCHA FIESTAで行われたマスクマンコンテストで選ばれた斬新なデザインのマスクマンもお披露目される。
 さらに、日本から木村響子、江本敦子、栗原あゆみ、中川ともかの4人の女子プロレスラーが参戦する予定だ。中身の濃い大会になりそうな予感である。
■ 『Dragomania Ⅳ』
日時: 2009年5月9日(土)試合開始18:30
会場: Arena Mexico【アレナ・メヒコ】
主催: TORYUMON S.A. de C.V.
     NGK de Mexico
     KYB Latino America
日墨友好400周年記念 ウルティモ・ドラゴン プロデュース 「LUCHA FIESTA2009」