今週の「マット界舞台裏」は、引退後に備えて身辺整理をしているという長州力に迫る!

09.03.12BUTAIURA.jpg 今年に入ってから長州力が非常に慌ただしい!
 リキプロの道場を手放した一方で、放出確定と言われていた新日本プロレスと再契約を結び、リアルジャパンプロレスに参戦して初代タイガーマスク(佐山サトル)と対戦。さらに武藤体制になってからは初となる全日本プロレス参戦も決まり、因縁の相手である西村修とタッグで対戦する。加えて活動休止のウワサもあったLOCK UPも、4月12日に後楽園ホールで“第二章”をスタートさせることが決定。
 ところで、現在発売されている別冊宝島『プロレス下流地帯』に、「WJ2億円裁判で分かった“地獄のど真ん中”一部始終」という記事が掲載されている。
 長州力があのWJプロレスを設立する際に、実業家の福田政二氏(WJプロレス元社長)から貸し付けた2億円の返済を求められているのは有名な話だが、実はこの訴訟は和解が成立していたという。
 この特集記事によると、長州に対する和解内容は「4000万円を福田氏に返済する(ただし機嫌までに3000万円を返済すれば残りは支払を猶予される)」というもの。
 福田元社長は長州と永島勝司氏に貸し付けた2億円のうち、1億円の返済を求めたが、長州にも永島氏にもそんな大金を返せるアテはなく、結局長州には4000万円での“手打ち”を打診した福田元社長だったが、長州の返事は「2000万円が限度」だったとのこと。
 この不況の昨今、天下の長州力といえども4000万円の借金を返すのは、楽なことではないだろう。それに長州には家族もいれば、弟子もいる。
 借金を返すのはもちろん、日々の生活費を稼ぐためにも長州は、前田日明から「まだやっているんですか?」と言われても、老体にムチ打ってリングに上がり続けなくてはならない。多くのプロレスファンがそう思っているはずだ。
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 ところが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、長州の周辺から「実はその逆で、長州は1、2年後の現役引退を視野に入れて、リラックスした状態で残り少ないプロレス人生に臨めるような態勢を整えているんだ」という話を聞いたという!
 なんとも慌ただしい長州だが、どうやらそれは「借金返済のために必死!」というだけでもなさそうだ。なんと長州はすでに借金を返済し終えて、レスラーを引退した後の第二の人生についても計画が出来ているそうで、そのためにも稼げるときに稼ごうと、積極的に他団体にも出陣しているというのだ。
 果たして長州が借金を完済した先に考えている第二の人生の計画とは、一体なんなのか? そもそも借金を返済できるアテはあるのか? すでに長州革命最終章に向けて、身辺整理に入ったという長州力! 今週の『マット界舞台裏』は全マグマファン必見の内容だ!
週刊マット界舞台裏'09年3月12日号