今週の「マット界舞台裏」は、全日プロ参戦間近と見られる大物レスラーに迫る!

09.03.05BUTAIURA.jpg 3月1日の全日本プロレス後楽園大会で西村修の持つNKPWA世界ヘビー級のベルトに挑戦した高岩竜一が、試合後、西村に向かって「新日本時代のこと思い浮かべてください。アナタが大嫌いだった人、全日本に連れてきますから」と発言したという。
 高岩は同日の夜に後楽園ホールで行われたリアルジャパンプロレスの試合にも出場。そこでは長州力とタッグを組んで初代&四代目タイガーマスクと対戦した。高岩は同じ在日である長州を慕っていて、リキプロの道場があった頃はよく出稽古に行っていたようだ。
 そうなると、高岩が西村に向かって言った「アナタが大嫌いだった人」とは、ズバリ長州力である可能性が高い。ただ、現在の武藤全日に長州のカラーが合うかどうかは微妙だ。武藤社長が長州のことを「全日本のリングに上がってほしいレスラー」と思っているようにも見えない。それに「いまさら長州?」と思っているファンも多いのではないだろうか?
 しかし今週の『マット界舞台裏』を読むと、近々全日プロに参戦してくると思われる大物レスラーの名前がズバリ書かれている。それが長州かどうかは、ぜひ読んで確認してほしいが、その大物レスラーがなぜこのタイミングで全日プロのリングに上がるのかという“理由”まで書かれているので、読めば納得できるはずだ。
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 実はその大物レスラーの参戦の影には、全日プロと新日プロの交流に大きく関係しているという。
 2・15新日プロ両国大会にも、3・14全日プロ両国大会にも、交流戦や対抗戦的なカードは一切あがっておらず、現在両団体の交流は一時休止中だが、中邑真輔や後藤洋央紀は武藤敬司に負けたままだし、天山広吉と小島聡のテンコジタッグは天山の負傷欠場により中途半端、現在IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋弘至も昨年のチャンピオン・カーニバルで諏訪魔に敗れたままの状態だ。
 そういったことを考えると、まだまだ両団体の交流にはビッグマッチにも十分堪えうるドル箱カードが眠っており、交流再開は時間の問題だと見ていいだろう。
 昨年は全日プロの武藤が新日プロの至宝IWGPヘビー級チャンピオンとなって、大いに盛り上げたが、今年は現在グレート・ムタが保持している三冠ヘビー級のベルトに新日プロの選手が挑戦するという可能性も?
週刊マット界舞台裏'09年3月05日号