2008年12月31日、さいたまスーパーアリーナ。
『Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~』のメインにて、桜庭和志と田村潔司が、ついにリングで拳を交えた。
PRIDEを背負い、そしてPRIDEで傷を負った桜庭の半生。
RINGSを背負い、そしてPRIDEに流れ着いた田村の半生。
桜庭と田村がそれぞれ歩んできた、濃密で崇高な時間の重みが、さいたまの時空を制圧していた。
2008年12月31日、新木場 1st Ring。
『女祭り2008 ―in 邪道サミット―』のメインにて、福山理子とえりんこが、ついにリングでローションをぶっかけ合った。
初代ミニスカポリスとしての、元アイドル福山理子の矜持。
タマ取りサオ残すニューハーフ、元・男えりんこの生き様。
理子とえりんこがそれぞれ歩んできた、濃密だが馬鹿馬鹿しい存在の軽さが、新木場の時空を制圧していた。
最前列の観客は、新聞紙を被って飛び散るローションから防御。とにかくこの下らなさ、一度ライヴで体験しなきゃわからない!(おっぱいポロリもしてるけど、残念ながらこの人は男です)
ミルホンネットの新木場大晦日レポート第二弾は、キャット・パニック・エンターテインメント(CPE)主催の『女祭り2008 ―in 邪道サミット―』。桜庭vs田村による世紀の遺恨対決には目もくれず、大晦日の寒空の中新木場に駆けつけた珍奇な男性客たちの眼前で、全10試合の熱戦(?)が、面白おかしくも下らなく繰り広げられた。
さいたまでMMAファイターとK-1ファイターが誇りを懸けて血と骨を軋ませるその時。
新木場では虫喰い芸人が客席でサソリとネズミを吐き散らし、観客を恐怖のどん底に叩き落とす。
恥ずかしい体勢で大開脚状態となったキャットファイターの股間に、最前列でかぶりつく無数の望遠レンズが突き刺さる。
客層は、明らかに「キャットファイトだけを観に来た」固定客(見るからに平均年齢高め)が大多数。彼らにとっても、2008年の大晦日は、生涯忘れえぬ一日となったに違いない。
新木場のアイドル“アポたん”ことアップルみゆきも、「普段着用のランジェリー着用」がルールのランジェリーマッチでAkyと対戦。「本職のレスラーじゃない人と試合するのは、魅せ方などの意味でプロレスの勉強になる」と、CPEキャットファイトへの継続参戦宣言もしてくれたぞ!
とにかく一度、体験してみる!?
新木場で裏番組をブッ飛ばせ!! Vol.2 ローションまみれの“淫靡のチカラ” キャットファイト『女祭り』
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