バダ・ハリvsアリスター・オーフレイム?Dynamite!!最後のカードとなるか?

メディアではミルホン・ネットが最初に記事にしたDynamite!!最後の隠し玉はボブ・サップ、ある日本人のデビュー戦受諾の通り、カードに苦戦する今年の大晦日『Dynamite!!』ではボブ・サップvsキン肉万太郎(田中章仁)が発表されたが、案の定、マニアからは激しいブーイングが出ている。こうしたカードにマニアはアレルギーはあるとしても、相手もハッスルで負け役を受けまくり、更に韓国でも53歳のイ・ワンピョ相手にも負け役をした現在のボブ・サップでは、キン肉万太郎が綺麗に勝ったとしても、総合格闘家としての評価が高まる訳でもなく折角のキャラクターを活かしきれていない。
また、一般視聴者にはどうかというと、キン肉万太郎という漫画のキャラクターの覆面で試合をする時点で“プロレス”だと捉えられてしまう可能性もあるだろう
更に追加カードで坂口征夫vsアンディ・オロゴン、桜井“マッハ”速人vs柴田勝頼も発表されたが、いずれもパンチ不足は否めない。
頼みだった石井慧は完全にUFC一直線と逃げられ、秋山成勲、魔裟斗、山本”KID”徳郁というTV的に数字をもってる人気選手がそれぞれ事情は違うが、『Dynamite!!』には参戦しないという事で苦戦を強いられている。
そんな中、バダ・ハリのみそぎマッチとしてバダ・ハリvsアリスター・オーフレイムが追加されるという話が出てきている。ソースはアリスター・オーフレイムのHPで、大晦日の『Dynamite!!』でK-1ルールで試合を行い、その後、総合ルールで再戦を行うとアリスター側から発表されている。
バダ・ハリは今月の「K-1ワールドGP2008FINAL」決勝戦でレミー・ボンヤスキー相手に反則の踏み付け攻撃を行い、前代未聞の決勝戦で反則負け、ファイトマネーの全額没収、準優勝の取り消し及び賞金の没収、保持するK-1ヘビー級王座のはく奪という処分を受けた事で話題になっている。
本来なら『Dynamite!!』に出場などありえないのだが、今回のバダ・ハリのペナルティーに出場停止についてはK-1側の説明で「弁護士と協議の結果、ルールブック上にない処罰はいかがなものか」という判断により見送らているので道義的にはともかく、ルール的には問題が無い事になっている。
秋山成勲、魔裟斗、山本”KID”徳郁という人気選手を除くと、やっぱり世間的に知名度をもっているのはDREAM勢よりもK-1ヘビー級選手だ。特に「K-1ワールドGP2008FINAL」は16.1%という高視聴率を叩き出し、しかもその主役であったバダ・ハリなら知名度は抜群だ。
相手のアリスター・オーフレイムも総合ルールだがあのミルコ・クロコップを追い詰めた実力派として名高い。
少なくとも、あまりに時期遅れの桜庭和志vs田村潔司、どんな結果になろうと茶番と思われるボブ・サップvsキン肉万太郎よりマニア的にも一般視聴者的にも勝負論を楽しめるカードではあるが、反則暴走の後、すぐに復帰戦というデメリットもある諸刃の剣でもある。
カード的に非常事態と言われる、今年の『Dynamite!!』、最後のカードとしてバダ・ハリvsアリスター・オーフレイムが実現するのだろうか?
harixxx.jpg
バダ・ハリは大晦日に参戦出来るのだろうか?

Dynamite!!最後の隠し玉はボブ・サップ、ある日本人のデビュー戦受諾
大晦日Dynamite!! ミルコ・クロコップ対チェ・ホンマンが追加
石井慧は谷川将軍の「一回だけでも」要請を蹴っていた!