プロレス界激震!遂にプロレスリング・ノアが地上波TV打ち切りへ。

すでにミルホンネットで週刊マット界舞台裏’08年10月23日号今週の「マット界舞台裏」は読売テレビ放送打ち切りと、新日本との交流再開が決まったノアに迫る!などで報じられていた通り、プロレスリング・ノアが来年春に日本テレビでの地上波放送が打ち切りになると、12月17日の朝刊スポーツ新聞、日刊スポーツ、デイリースポーツの2紙で報じられた。
プロレスリング・ノア中継は9月末で日本テレビ系列で関西キー局の読売テレビではすでに打ち切られており、関西ではもう放送が無くなっているのだが、続いて日本テレビでも放送打ち切りになると、地上波TVからの撤退という事になり、経済的にもイメージ的にもダメージは計り知れない。
不況で、日本テレビは中間決算で37年ぶりの赤字を出し、経費削減として経費のかかるプロレス中継の打ち切りとなったという事だ。力道山時代から55年という長きに渡って日本TV系列で放送されていたプロレス中継というコンテンツは一旦、打ち切りという寂しい決断がプロレス界に突きつけられた事となった。
もっとも深刻なのは、推定1億5千万とも言われる放送権料だろう。放送打ち切りとなれば、この放送権料が断ち切られてしまう。この莫大な放送権料が打ち切りの要因にもなっているのだが、放送権料こそまさにノアの生命線だけあって深刻な状況に追いやられてしまう。
実際にPRIDEが崩壊したのも地上波TVが打ち切りになった事が大きな要因であり、ノアも今後は苦しい状況に追いやられる事は想像される。
更に現在、地上波TV放送されているのは、このノア以外に、新日本プロレス(テレビ朝日系列)、ハッスル(テレビ東京系列)なのだが、プロレス界でメジャー団体とインディー団体の線引きは地上波TV放送があるかどうかで分けられている。そうなると、ノアはインディー団体に転落という事になりイメージ的なダウンは免れない。
この経済的、イメージ的な両方の問題はノアにとっては厳しいものだ。ノアは一部で「白星乞食」と揶揄されるほど、他団体との交流では勝ちブックしか受けない事で有名だった。現在まで他団体と様々な形で交流を行っているが、基本的には美味しい所、いい所取りと言った感じで、特に注目が集まる大きな試合、大会などではノア勢が勝ちブックで無いと出場しなかった。特にエースである三沢光晴は顕著で、2001年にタッグマッチながら、ZERO-ONE旗揚げ戦であの橋本真也からピンフォールで勝利。2002年の新日本プロレスとの頂上対決での蝶野正洋戦こそドローだったものの(その後、蝶野はノア所属の小橋建太にフォール負けをして、このドローの借りを返している)、2004年の小島聡、2005年の川田利明、天龍源一郎と団体のエース、顔役相手全てにピンフォールで勝利させてもらっている。
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先日も三沢は初代タイガーマスクと初対決。そして自分がUドラゴンからフォール勝ちをした。
普通、プロレス界で団体のエース同士の対戦の場合、武藤敬司と高田延彦が1勝1敗だった様に五分にする事が多いのだが、ノア勢は自分達が勝つだけで終わりにするというブックで無いと飲まない事が多かった。これはノアとしては交流などしなくても放送権料があるのでやっていけるという強気の立場を取れた事、そして相手は地上波TVのついているメジャー団体なので、こちらが負けても仕方ないと、特にインディー団体には思わせる事が出来た事で成り立っていたので、来年以降、この交流のやり方が通用しなくなるという可能性も出てきている。
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東京スポーツでも取り上げられた。
そしてこのニュースの業界での取り上げ方も話題になっている。朝刊紙の日刊スポーツ、デイリースポーツの2紙、夕刊紙の東京スポーツでは記事になっているものの、他のスポーツ新聞は「魔裟斗「Dynamite!!」欠場」などのニュースでお茶を濁している。ただスポーツ新聞は格闘技・プロレス専門では無いので、プロレスにだけ注目出来ない状況もあるだろう。
しかし、専門誌の場合は無視できないはずだ。だが、17日の時点で週刊プロレスのモバイル版ではノア打ち切りのニュースは報じられていない。またプロレス格闘技専門チャンネルのサムライTVのニュースでもこのニュースに触れる事は無かった。
専門誌は紙面でこのプロレス界にとって不都合なニュースを取り上げるかどうか、注目されている。
また、もうひとつのメジャーである新日本プロレスに関してもテレビ朝日打ち切りの噂が囁かれているが、それに関しては~読売テレビの放映打ち切りでノアのテレビ危機がささやかれる一方で、ある広告代理店に勤める人物がこう話す……「新日本の『ワールドプロレスリング』も決して安泰じゃない」~と新日本プロレスの地上波TVの存続に関して詳しく書かれている target=”_blank”>週刊マット界舞台裏’08年11月06日号を合わせてお読み下さい。