今週の「マット界舞台裏」は読売テレビ放送打ち切りと、新日本との交流再開が決まったノアに迫る!

08.10.23BUTAIURA.jpg そのニュースが報じられた瞬間、多くのプロレスファンを驚かせた読売テレビのノア中継打ち切りというニュース。
 かつてはゴールデンタイムで放送され、20%を超える視聴率を叩きだしていたプロレス中継も、徐々に深夜の時間帯へと追いやられ、60分枠から30分枠へと縮小されてきた。そのためいずれは打ち切りになるという噂はつねにあったし、それがいつ起こってもおかしくないほど、プロレス界の状況が厳しいこともまた確か。
 しかし、テレビ朝日での地上波放送のある新日本プロレスと、馬場全日本からの流れを汲み、日本テレビでの地上波放送のあるノアは、なんだかんだ言っても地上波でのテレビ中継があるからこそ「プロレス界のメジャー団体」という認識がされていると言っていいだろう。
 それだけに、いざ「放送打ち切り」という発表がされると、「えっ、あのメジャーのノアが!?」というショックがあるのだ。いくら放送が終わるのは、日本テレビのキー局の1つである読売テレビだと言っても、「日テレでの放送もいずれは・・・」と思うのが当たり前だ。
 それに地上波放送の打ち切りというのは、団体に与えるダメージが非常に大きい。フジテレビでの放送を打ち切られた後のPRIDEを見ても、それが分かるだろう。地上波で放送されるということは、高額な放送権料が団体側に入ってくるのだ。増してノアの放送は30分枠とはいえ、週一であったレギュラー放送である。読売テレビ1局の放送がなくなっただけでも、かなりのダメージとなる。
 今週の「マット界舞台裏」では、その辺のノアにとっていきに大きなダメージなのかということに関して検証している。ノアファンにとっては、若干ショッキングな内容かもしれない。
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 だが、ネガティブなニュースだけではない。この放送打ち切りが影響したのかどうかは定かではないが、一時期暗礁に乗り上げていノアと新日本プロレスの交流に関する話し合いが、好転したという情報をキャッチ!
 すでにノアのどの大会に、新日本のどんな選手が参戦するのか、その逆に新日本のあの大会には、ノアの選手が参加するのかどうか、という部分まで今週号では具体的に伝えている。いくらノアといえども、小橋建太も再び欠場中となった現在の状況は、ハッキリ言ってピンチである! そのため新日本との交流で、“読売テレビショック”を吹き飛ばそうと考えるのは至極当然だろう。
 その逆に新日本としても、ノアとの交流は切り札中の切り札。すでに全日本プロレスやZERO・1MAXとは熱い対抗戦を行っており、ファンの反応も上々だけに、そこにノアを加えて大勝負に打って出るのは間違いない。
 それに今回の交流は以前、三沢VS蝶野や永田VS秋山をやっていた頃の交流とは、かなり違ってくるはずだ。あの頃は1若手選手だった中邑、棚橋、後藤、真壁らと、丸藤、KENTA、森嶋、鼓太郎らがどんな戦いを見せてくれるか期待が持てる。
 このほかにも、現在武藤が持っているIWGP王座と、ムタが持っている三冠王座の来年の動向や、“ブッカーJ”ことジミー鈴木氏が関わっている新韓国プロレスのソウル大会が、再び開催延期になってしまった裏事情など見所満載! 「マット界舞台裏アーカイブス2007」もお陰様で大好評! 是非ダウンロードしてお読みください。
週刊マット界舞台裏’08年10月23日号